育毛に直接関係するツボ|漢方的には足に存在する5つのみ

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育毛に効くツボといったらふつうは
頭にあるツボと想像すると思いますが漢方的にいうとそれは間違いです。

間違いといったら少し語弊がありますが
直接頭髪に関係するツボは頭にはない、ってことです。

頭髪は腎水に属するものですから腎系に関係するツボを押す必要があります。

体には全部で400ほどのツボがありますが腎系に関するツボは27しかなく、
さらにその中で頭髪に良いとされるツボは足に存在する5つのみです。

今回はそのツボの場所や効果をお伝えします。

頭髪の健康と特に関係が深い5つのツボ
水泉(すいせん) 無意識のうちに尿を漏らしてしまう尿失禁(遺尿)や
早期閉経や子宮下垂・生理痛・生理不順にも良いツボ

自然に湧き出る泉のような症状を治す
という効果からその名がついた

尿の症状を改善するには
腎水をかなり強化しないといけないことなので
水泉を押すことで腎が丈夫になり髪にもいいのです

場所は内側のくるぶしの斜め後ろ下
アキレス腱との間にあるくぼみです

大鐘(だいしょう) 胸部の膨張や内果腫痛、足関節障害、踵痛、
泌尿系(小便不利)、生殖器系の障害、婦人病、水腫
神経衰弱、ヒステリーに効果があるとされるツボ

肺にもいいツボなのでせき(哮喘)、咳血、
喘息にもいいと言われています

肺は血液に酸素を取り込む重要な臓器であり
髪の細胞の活動にも大きく関係します

ちなみに大とは全身、鐘は釣鐘を指し
全身が釣鐘になるような症状を抑える
ということで名前がつけられたそうです

踵骨(かかとの骨)が釣鐘の形に
似ていることが名前の由来ともいわれる

場所は水泉から1センチほど右斜め上
踵骨の上際にありアキレス腱の前縁(内側)付近になります

交信(こうしん) 生殖機能と関係が深いツボ
生理周期を整えたり(月経不順の改善)
子宮出血、子宮下垂にもいいといわれます

また、排尿困難や疝痛、盗汗、慢性的な下痢、
冷え症、下腿内側の知覚・運動障害にも効果的とされます

交は交代のことできちんとするという意味で
信は月信のこと、つまり生理のことです。

場所はくるぶしの頂点から2寸(約6センチ)上
足の骨である脛骨のすぐ内側にあります

筑賓(ちくひん) おびえやノイローゼといった精神障害に効くとされるツボ

筑とは楽器のこと、賓とは客賓のことを意味し、
来客がいる中で楽器をめちゃくちゃにならしてしまう、
つまり精神的に異常な状態を治す、
ということでつけられた経穴名です

あまり髪と関係なさそうに見えますが
精神異常は「恐」のことで腎水系の一部です

頭髪は腎水系に属するものであり
髪の悩みは精神的な問題もはらんでいるため
とても重要なツボであるといえます

場所はくるぶしの頂点から5寸(約15センチ)
まっすぐ上に進んだ地点から
内側に1センチほど進めた場所にあります

ちょうどふくらはぎのすぐ下あたりになります

陰谷(いんこく) 性機能と関係の深いツボ
勃起不全、子宮出血、下肢内側痛、
排尿疼痛、疝痛にいいといわれています

陰は内側、谷は谷間の意味で
くぼんだところにあることが名前の由来です

場所は膝(ひざ)付近になります
足を三角に曲げるとふくらはぎと
ハム(太ももの裏)の間にしわができます(内側)

そのシワの頂点付近にあります

漢方の考えでは髪に直接関係するツボは足に集中しています

※たとえ腎水系に属さなくても
ツボは健康増進に役立つものですので是非刺激してほしいところです

特に百会(ひゃくえ:あたまのてっぺん)は
全身の臓器と関係するツボなので重要です。

あと髪の毛を程よい力で引っ張ることもいい体表刺激になります。

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