男性更年期障害はテストステロンが減って起こる症状だが喜んではいけない

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更年期障害といったら女性がかかるものですが
男性でもそれにかかる場合があります。

それをLOH症候群(Late-Onset Hypogonadism)
または加齢男性性腺機能低下症候群といいます。

その名の通り加齢により起こる症状で
男性の場合はテストステロンが減ることで起こります。

そこで薄毛に悩む人はふと思うかもしれません。

テストステロンは男性型脱毛症のそもそもの原因物質だから
減ることはむしろありがたいのでは?
などと…。

その考えはあまりにも短絡的すぎます。

男性更年期障害を患うと様々な症状が現れ
日常生活にも支障をきたすことになります。

疲労感・倦怠感・肩こり
不眠症(寝つきが悪い)・筋肉の痛み

気力や集中力の衰え・やる気がおきない
イライラしやすくなる・抑うつ症状

そして性欲がなくなったりED(勃起不全)にもなりえます。

男性ホルモンは女性ホルモンと違って
緩やかに減少する傾向がありますが
症状がひどくなる場合ももちろんあります。

その場合は病院にいったほうがいいでしょう。

男性更年期障害は認知度がまだ低いせいか
女性のように婦人科にいけばOKではなく
いくつかの病院をいくことになる可能性があります。

とりあえずだるいなどの症状があれば内科へ行き、
精神面にも不安があれば精神化や診療内科、
そして頻尿やEDの症状があれば泌尿器科を
受診するといった具合です。

もちろん全てにいく必要は必ずしもないですが
男性の場合は症状によって分かれてるのが現状です。

治療法としては男性ホルモン補充療法(ART)を実施したり
漢方やバイアグラを処方する場合もあります。

テストステロンを増やすと薄毛が進行しないかと
不安に思う方もいると思いますが

AGAは男性ホルモンレセプターの感受性や
DHTに変化させる還元酵素の量、
還元酵素と結びつくテストステロンの量など

遺伝的な要素が多くあるので
テストステロンを増やしたからと言って
必ずしも薄毛が進行することはありません。

普段から不調にならないよう
規則正しい生活習慣を心がけるようにしましょう。

日常生活でのLOH対策としては、

まじめすぎる人やおとなしい性格、
それに何かと刺激が少ない仕事をしている人
に多いそうなので
ストレスを減らすことはもちろん
もっと積極的にいろいろな刺激を受けるよう行動しましょう。

そしてなるべく運動をするようにして
適度に男性ホルモンの分泌を促し
納豆や山芋など精力がつくものを食べることも大事です。

要は薄毛でも男性更年期障害でも何でも
規則正しい生活を送ることは必須ということです。