ハーグ療法のデメリット コストパフォーマンスが悪い

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ハーグ療法のデメリット

一部では話題?のハーグ療法ですが
今回はそのデメリットについてお伝えしていきます。

ハーグについてはある意味ではこの記事が
メインテーマになると思います。

あまりにもコストパフォーマンスが悪いので
リスクは人工毛植毛に近い感覚があります。

・登場してから年数が経ってるにもかかわらず…

ハーグ療法は幹細胞を利用しているということで
再生医療の一つと位置づけられています。

正確には幹細胞そのものではなく
そこから抽出された成長因子と言われるタンパク質と
ビタミンやアミノ酸などを混合させたものを
頭皮に注入するという手法です。

医療行為であるうえに一般では入手できない成分を
ダイレクトに毛根へ送ることができるということで
なかなか魅力的な治療に見えるかもしれません。

薄毛関連技術としては比較的新しいものですが
登場したのが2006年頃なので
軽く10年以上は経過しています。

自然と症例数が増えてきてると思われるので
そうなると良いのか悪いかが見えてきます。

もし有効な技術だと判断されれば注目度が上がり
どんどん世界中に普及していくのが普通です。

競争原理も働いて価格も低くなってくと思われますが
残念ながらいい方向には進めれなかったようですね…

・ハーグ療法の4つのデメリット

細分するともっとあると思われますが
とりあえず代表的と思われるデメリットは、

費用が高いこと
何回も受ける必要性があること
手術に痛みが伴うこと
エビデンスが乏しいこと

の、4つが挙げられます。

まずは費用と手間についてです。

ハーグ療法も保険が適用されないので
費用が高額になるのは他の手術と共通です。

自由診療なのでクリニックによって違いますが
1回あたり5~15万円と開きがあります。

それを少なくとも6回は続ける必要があるそうなので
安く見積もっても30万以上かかることになります。

有名所では10万前後が通常なので
1クールで60~70万以上はかかる可能性が高く
場合によっては100万以上になります。

何回も受ける必要があるということは
それほど手間暇も多くなることでもあります。

移動にかかる手間、時間の拘束、
手術へのストレスを何回も受けることになります。

成長因子を注入すれば細胞機能を向上させるとのことですが
毎月行わなければならないということは
効果はその程度のものだということです。

そして手術はかなり痛みを伴うようです。

ハーグカクテルという薬剤を注入するのに
注射が使われるので苦手な人は特にやっかいです。

それを薄毛の部分に何回も指すわけですから
かなりの苦行ともいえることです。

麻酔クリームを使用するのが一般的らしいですが
それでも痛みが消えるわけではないようです。

最後に最大のデメリットといえるのが
効果があった明確な根拠がないことです。

データらしきものは見受けられますが
それはハーグを推奨するところが出しているもの、
すなわち自家資料に過ぎません。

明確に効果があったという第三者が評価したものは
ほとんどないそうなのです…

このような曖昧な状態のままで
商業ベースに乗せるのは問題だと思います。

ビフォーアフター写真でも劇的に増えたものはなく
ほとんどフィナステリドなどの治療レベルといえます。

ハーグ治療をするクリニックはフィナステリドや
ミノキシジルも推奨しているところもあるようなので
その時点で事後写真も疑わしくなります。

本当はハーグによる効果ではなく
薬による効果なのではないかと…

もしもAGA以外の何らかの理由で髪が薄くなったのなら
まだ可能性はありそうな気がします。

が、本当に深刻な悩みを抱えてる方は
AGAの人がかなり多いと考えるのが自然です。

それほど男性ホルモンの影響は大きく、
若いうちからでもかなり進行しますからね…

ハーグによる発毛効果が男性ホルモンの影響を
上回るほどのものならすごいと思いますが
もちろんそんなデータはないと思います。

そこまでの力がないからこそ薬を処方したり、
DHTをブロックするとされるオリジナルスプレーなどを
新たに作る必要があるのだと考えられます。

このように根拠が曖昧すぎる状態でありながら
何十万もかかるものなのでコスパが非常に悪いと
言わざるをえないのです。

・デメリットしかないといっても過言ではない

冒頭でも触れましたが本当に効果的な手法なら
今頃世界中で実施されてるはずです。

が、現状は日本と韓国以外では
ほとんど実施してるところはないそうです。

すでに登場してから10年以上経過しているのに
こんな状況なのはなぜかと考えてみましょう。

ちなみにハーグではないですが
メソセラピーを何回も受けたことで頭皮が硬くなり
植毛しようにもスリット(移植するために開ける穴)を
入れるにもままらない患者さんもいたようです。

メソセラピーもハーグと同じく注射を使いますが
それほど物理的な負担が大きいということです。

このような話も考慮すると
ハーグは人工毛植毛ほどではないにしても
それに近いくらいリスクだらけの手法であり
デメリットしかないといっても過言ではないと思います。

ある意味では人工毛植毛のほうがマシかもしれません。

一時的とはいえ効果自体はほぼ確実に出るからです。

ハーグは高額で手術が痛く
効果が出るまで何ヶ月も待つ必要があるうえに
満足行く結果が出る可能性が薄いので
かなりたちが悪い代物です。

十分注意することをおすすめします。