シスチンのサプリと育毛効果について|あまり鵜呑みにしない事も重要

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シスチンは非必須アミノ酸の一種で髪に良い栄養素と広く認知されています。

簡単にいうと髪はケラチンという
タンパク質で出来ておりその主成分がシスチンです。

シスチンは含硫アミノ酸と言われてますが、それは硫黄分を多く含むからです。

その証拠に髪を燃やすとあたりが硫黄臭くなります。

シスチンは他にもメラニンの抑制効果もあることから
化粧品にも広く使われており、免疫力の維持や
体に溜まった毒素を排泄する役割もあってサプリメントがたくさん発売されています。

活性酸素を除去する働きもあるそうなので
細胞全般の活動に必要不可欠な成分のひとつといえます。

髪の毛を形作る毛母細胞は体の中でトップクラスに
分裂が激しいのでその邪魔をする活性酸素は育毛的にも大変悪どい存在です。

ある研究によると脱毛症の患者にシスチンを70mg摂取させたところ
プラセボ(※)と比べて脱毛症の改善が認められたと言われています。

※プラセボとは偽薬(ぎやく)のことで
効果の比較のために用いる有効成分を含まないもの

シスチンは髪にとって大事な成分のひとつですがわざわざサプリで摂取すべきかどうかは疑問が残る

それらの要素からシスチンは髪にとって
重要であることはほぼ間違いないといえますが、
だからといってサプリに頼りすぎるのも問題です。

とりあえずその実験の改善というのは
髪の密度がほんの少し改善した程度で
劇的な改善に至ったわけではありません。

それに決まった期間の結果だけとっても意味はなく、
育毛のように効果がわかりにくい事柄に対しては
何年も調査を続けるべきであって、一時的な効果であまり期待するのはあれです。

また、シスチンは非必須アミノ酸ということで
体内で合成できるうえ含有する食品はたくさんあります。

そしてアミノ酸は体にとって大切な成分ですが
ひとつだけを集中して摂取すればいいものではありません。

ということで食生活がきちんと出来ているのなら
無理にシスチンサプリを摂る必要はないと思います。

髪はシスチンだけで作られてるわけでもないですし、
それだけで健康的な体(発毛体質)には出来ないので
情報を鵜呑みにしすぎないこともすごく重要です。

どうしても試してみたいのなら無理には止めませんが、
それならなるべく質のいい製品を選んだほうがいいです。

サプリメントというものは基本的に科学添加物が
多く使われてるものなので質が悪いものだと
有効成分をはるかに超える量の添加物が使われてます。

また、さきほどの実験の話や食品からも摂取できることを
考慮して摂取量は70mgほどで十分だと思います。

一般的にシスチンの推奨摂取量は体重1kgあたり15mgであるとされています。

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