水質汚染による健康への影響は着実に進行中|育毛と環境保護の関係

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前々回の記事では日本の水の安全性が揺らいでいる
というのがテーマでしたが今度は地球の水資源そのものが
汚染されているというもっと広いテーマの話になります。

海、湖沼、河川、地下水などが
汚れることを総称して水質汚染といいますが
それがいまや世界中で起こっていて、
健康への影響は着実に忍び寄っている状況です。

地球に存在する水で人間が有効活用できるのは
たった2%ほどしかないのですが、
その貴重な水を毎日のように汚しているのです。

水が汚れる主な原因は人間の活動そのもの。

イメージとしては工場などからの排水が強いかもしれませんが、
イタイイタイ病や水俣病などの公害がきっかけとなって
それはかなり改善されてきています。

工場排水よりも深刻なのが生活排水です。

生活排水とは文字通り一般人が生活を営む上で生じる排水のことで
風呂、洗濯、食器洗い、食料のクズを洗い流すなどの行為を指します。

化学物質の塊である洗剤を日々垂れ流し、
食べ残しによる有機物の廃棄は富栄養化をもたらし
赤潮や青潮の発生原因となって酸素不足をもたらしたり
悪臭を放つほど水質が悪化することになります。

近年、瀬戸内海や琵琶湖の水質汚染が深刻になっていますが
その主な原因は生活排水と言われています。

他にもゴルフ場や農場などに巻かれる農薬、家畜の糞尿、
大型タンカーのバラスト水による生態系の変化、
放射性物質の地下水・海洋への流入問題もあります。

・健康被害はじわじわやってくる

原発事故の健康影響が数年後に起きると言われるように、
他の環境悪化による影響もすぐに起こりません。

それにより油断を産んで様々な病気・不定愁訴が
原因不明と片付けられることに繋がります。

水俣病はメチル水銀、イタイイタイ病は鉱山から溶け出した
カドミウムが原因だったので症状がすぐに出て問題が表面化しましたが
そのような例は稀だと言えるでしょう。

水質汚染の代表例はダイオキシン、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、
鉛、ヒ素あたりで311以降は放射性物質も考慮すべきものとなりました。

いずれも猛毒であり、ガンをはじめホルモンバランスの不安定化、
肝機能障害、皮膚の炎症などの疾患、倦怠感などを引き起こし、
決して髪のためにもならない物質たちです。

内蔵が弱ると免疫力や解毒力などが低下してしまい、
髪まで成長させる余裕がどんどん失われていきます。

髪はホルモンとも密接な関係があるため
ホルモンバランスを狂わせる要因は排除するのが望ましいのです。

水質汚染は世界中で起こっており毒物は食べ物を通して体に入り様々な健康被害をもたらす可能性がある

・育毛と環境保護は繋がっている

水質汚染をこれ以上進ませないためにできることはいろいろあります。

基本的なこととしては水を汚す行為を極力減らすことです。

例えば科学洗剤を使わず自然に浄化できる自然に優しい洗浄剤を使い、
食べ残しをしないよう食事メニューの質や量を是正したり、
環境破壊を助長するスポーツ施設の利用をやめたり、
不自然な農法の作物・不自然な育て方をされた家畜の肉を食べないなど
できることはたくさんあることがわかると思います。

特に自然環境に優しい洗浄剤と食事内容の改変は育毛にも繋がります。

自然にやさしい洗浄剤はシャンプーも含まれ、
食べる量を減らし、農薬や肥料を使わない作物を食べることで
健康によいだけでなく健全な農家を支援することにもなります。

日本は島国ですから海洋資源大国と言われることもありますが
いまや世界中の海が汚染されていて、
本当の意味で綺麗なところは数%しかないと言われています。

日本人は魚料理が大好きですが魚類は食物連鎖の上位にいることから
有害物質が濃縮する問題を今も抱えているのです。

魚介類が苦手でも海洋資源は海藻類も含まれますし、
塩だって海の恩恵そのものになるので無関係な人はいないでしょう。

自分で自分の首を占める行為はいい加減やめる必要がありますね。