シナモンが育毛にいいと言われる理由|毛細血管機能の回復効果

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独特の甘さが特徴的なシナモンは
お菓子や料理などによく用いられる香辛料の一種です。

そのシナモンに皮膚毛細血管の機能を
回復させる働きがあるので肌の美容効果や
育毛的にもよいといわれてます。

それを資生堂が解明し
世界一受けたい授業でも紹介されたことで
一時シナモンが品薄状態になったほどです。

ではどういうメカニズムなのかをこれから解説していきます。

まず皮膚毛細血管とは何かと言うと
文字通り皮膚の末端に栄養分を届けるための血管です。

皮膚毛細血管は「血管内皮細胞」と
その周りを覆う「壁細胞」の2重構造になっていますが
加齢により壁細胞が剥(は)がれはじめるそうです。

壁細胞は剥がれると血液が末端に到達する前から
もれやすくなってしまいます。

その結果、栄養分が正常に届けれなくなり
トラブルがでやすいということになります。

ではなぜ毛細血管がおかしくなるのかというと、
血管内皮細胞内にある受容体「Tie2(タイツー)」の働きが
弱まっているからだといいます。

受容体とは細胞が光やホルモンなど、
様々な刺激を受け取るための鍵穴みたいなもの。

受容体の活性が弱まると刺激を受け取りづらくなり
細胞機能が衰えることを意味します。

資生堂の研究によると40代後半あたりから
Tie2の活性低下が顕著に現れるとのことなので
40代から髪のコシがなくなる人が多いのは
それ一因になってるのかもしれません。

そこでシナモンの登場です。

シナモンに含まれる桂皮(けいひ)エキスは
Tie2を活性化させる作用があるので
毛細血管の機能が回復するというわけです。

髪も皮膚の一部であり毛細血管から
栄養分をもらって成長していくので
たしかにシナモンは髪にも重要だと思われます。

しかし、研究では毛細血管は
30代あたりまでは正常だそうなので
シナモンが本当に有効なのは
40代以降の方かもしれません。

まだ全てが解明されたわけではないので
何とも言えないところではありますが
なかなか薄毛が治らない方は
試してみてはいかがだろうか。

シナモンの摂取量について