髪に良い食べ物top10とされるランキング考察を終えて(まとめ)

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アメリカの(おそらく)人気サイトであるトップテンオブシティで
発表された髪に良い食べ物(とされる)ランキング。

その食べ物について1つ1つ考察してきました。

けっこう深いところまで突っ込んできた感じになりましたが、
そうしたかった理由は食べ物ひとつとっても奥が深いからです。

そして一般的に物事は表面上のこと(特に良い部分)ばかり
注目されがちなのでそれでは本末転倒になる恐れもあります。

食べ物は人間(生物)が最も多く接するものですので、
その影響力は最も大きなものになります。

AGAの場合は遺伝も大きな要素になってくると思いますが、
食べ物も大きな要素であることは変わりありません。

なぜなら髪が育ちやすい体内環境を
維持・向上するためには必要不可欠な要素だからです。

逆に髪が育ちづらくする体内環境を作るのもまた食べ物だったりします。

現代は加工食品がとても多くなってる問題もありますが、
原料(素材)そのものもあまり体に良くないものも多いのです。

メリットだけでなくデメリット部分も知っておいてほしかったので、
今回のランキングは色んな意味で注目だったのです。

ではトップテンオブシティが発表したランキングをもう一度見てみましょう。

1位 卵
2位 ナッツ類
3位 牡蠣(かき)
4位 緑黄色野菜(葉菜類)
5位 鶏肉
6位 豆類
7位 鮭(さけ:サーモン)
8位 乳製品
9位 人参(にんじん)
10位 全粒穀物(ぜんりゅうこくもつ)

改めてこのランキングを見て思うのは、
どちらかというと動物性食品に重きが置かれており、
野菜に対する評価がちょっと低めだということ。

そして血糖値や調理法についてはあまり考慮されていないと感じました。

特に血糖値に関してはものすごく重要な項目で、
そこが育毛のキーとなると言っても過言ではありません。

血糖値が上がると体内で糖化という現象が起きやすくなり、
老化を促進させるAGEsという物質が増えてしまいます。

AGEsは血管やコラーゲンに結びついて劣化させるので
髪の毛に限らず全身の健康状態を害するものとなります。

血糖値が上がる唯一の原因は炭水化物なのですが、
ブドウ糖は体内で作りだせる機能が備わっているので
積極的に炭水化物が主体の食品を食べなくても、
人間はエネルギーを確保できるように出来ています。

ということで当ブログ的には穀物はまずランクインしません。

その食べ物が髪(健康)にいいかを考える上で基準となるのは炭水化物と調理法

続いて動物性食品についてです。

動物性食品最大の欠点と言えるのは調理をしないといけないこと。

ここでも糖化が絡んできますが、高温で調理をするほど
食品中にAGEsが増えてしまいます。しかも劇的にです。

また、調理をすることでアミノ酸が壊れてしまい、
タンパク質の供給源としても微妙になってしまいます。

卵は生でも食べられますがそれだと食中毒のリスクが生じます。

そして昨今は儲け主義が台頭してしまってることから
管理がずさんだったり、産地が偽装されたり、
大量生産により餌の質が悪いなどの問題もあります。

(他にも動物性食品に含まれるタンパク質は異種タンパクと呼ばれ、
そもそも人間に合っていないという指摘もあります)

そのような色々な要素を考慮すると、
なんだかんだいって本当に髪にいいと言えるのは、
炭水化物をほとんど含んでいない野菜類ではないかと思います。

だからランキングでも葉物野菜はもう少し格上げしても
いいのではないかと改めて思います。

あとこの記事を書いていて気づきましたが、
きのこ類はなぜ入っていないのか気になりました。

きのこに含まれる炭水化物は食物繊維が主で、
他にも抗酸化物質が含まれていたりしてかなりおすすめできる食品です。

そして海藻類も食物繊維が主体の食品であり、
栄養価も高いのですばらしいものなのですが、
なぜそれがランクインしていないのか疑問です。

(もちろん野菜も農薬など問題がないわけではないですが、
中には真剣に質のいい野菜を販売している業者さんもいますので、
選択肢はしっかり存在しています。)

そもそも食べ物にはそれぞれ個性がありますので、
明確な順位を本来つけれないものだと思います。

あえて順位をつけるとしたら、
緑黄色野菜(葉物)ときのこ類と海藻類が一番良くて、
次点に豆類とナッツ類と根菜野菜、3番目に魚介類という感じです。

最初の3つを一番にしたのは前述のとおり、
栄養価が高い上に血糖値が上がる要因が少なく
生で食べられるものが多いからです。

豆類とナッツ類、根菜野菜は栄養価は高いのですが、
地味に炭水化物の含有量が多い食品です。

そして豆とナッツはミネラルの吸収を阻害するフィチン酸が多いものもあるので2番目に。

特に大豆はフィチン酸の含有量が多いので
発酵したもの(味噌やテンペ)を基本としたほうがいいので、
選択肢が狭まるという点も考慮しています。

魚介類は牛・豚・鳥より基本的に質がいいものですが、
動物性食品にはかわりなく、調理をする機会も多いので3番目に。

他の肉類、乳製品、穀物(精製物)は悪い要素が目立つため
ランキングを作るとしたら当ブログ的には除外対象になります。

チーズやヨーグルトは発酵食品なので
ぎりぎり滑り込みセーフという感じですが食べ過ぎは当然NGです。

このようにいろいろなことを考慮すると、
ランキングの様相がガラリと変わってくると思うのです。

冒頭でも触れましたが近年は情報過多の時代と言われますが
メリットばかり伝えられる傾向が強くなってきてます。

よってあなたも情報を鵜呑みにせず、
注意深く考えてから行動することをおすすめします。

育毛や薄毛の話
題を掘り下げると必ず健康問題に行き着きます。

<Top Ten of Cityが発表した他の髪にいい食品ランキング>

1位 卵(この記事)
2位 ナッツ類
3位 牡蠣(かき)
4位 緑黄色野菜(葉菜類)
5位 鶏肉
6位 豆類
7位 鮭(さけ:サーモン)
8位 乳製品
9位 人参(にんじん)
10位 全粒穀物(ぜんりゅうこくもつ)

<参考>

⇒ランキング全体の考察記事

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