ピーマンのワタと健康の関係 ハゲ予防に効果的か考える

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ピーマンとわたの育毛効果とは?

ピーマンのワタは健康的に良いということで
ハゲにも良いと言われています。

気になったので今回はその点について
考察していこうと思います。

個人的には関連性はなくはないと思いますが
そこまで期待するものでもありません。

大事なのはやっぱり考え方になりますね。

・ピーマンのワタの健康効果について

ピーマンのワタとは中心の白い部分のことで
それに種がたくさんついています。

通常はその部分はかなり苦いことなどから
捨てられることが多いと思われますが
そこにこそ栄養素が詰まっているので
もったいない話になります。

ピーマンの独特の臭いと苦味は
ピラジンという成分によるものですが
それは種に多く含まれています。

また、スルフォニール尿素という成分も含み
白内障や糖尿病の改善に役立つと
金沢大学薬学部が研究発表しています。

ワタの部分にはカプシエイトという
成分が含まれています。

それはカプサイシンの辛くないバージョンのようなもので
血流改善効果があるようです。

それも白内障によかったのだと言われています。

体温を上昇させることで免疫力も上がり
癌などにも良いとのことです。

ワタだけではなく種も含めた研究のようですが
食べるとなると両方口にするのが通常なので
どちらかにこだわる必要はなさそうですね。

大学の研究対象になってるくらいですから
なかなか興味深いものだと思います。

・肝心の育毛との関連性は?

では育毛との関連はどうでしょうか。

ピーマンのワタと種を毎日3~4個食べると
発毛効果や脱毛が抑制したと
体感する人もいるようです。

おそらく血液循環や免疫力向上が
髪の毛にも良い効果をもたらしたと考えられます。

ただ、ピーマンのワタや種と
育毛に関する情報はそもそも少なく、
どの程度の効果を発揮するかは
現段階では未知数としか言えません。

髪の毛は健康の指標みたいなものでもあるので
健康に良いものは髪にも良いという理屈も
部分的には成立すると思います。

部分的というのがポイントです。

ピラジンやカプシエイトなどの特殊な栄養素は
体にとって良い効果をもたらす可能性はあるものの
それだけでどうこうできる話ではありません。

仮にピーマンを毎日食べることで
髪が増えたり抜け毛が減った人がいたとしても
まずシチュエーションがわかりません。

その人はAGAなのか、それ以外の脱毛症だったのか、
それとも単なる栄養不足気味だったのか。

AGAだとしたら男性ホルモンの兼ね合いも重要なので
ピーマンだけで対処できるとは考えにくいです。

あと野菜は基本的にどれも栄養源というより
解毒に役立つものであり、
野菜そのものの質も考えないといけません。

栄養補給をするなら動物性食品が基本です。
なぜならアミノ酸スコアが高い上に
細胞が柔らかいので吸収しやすいからです。

質とは農薬の有無や肥料の問題に左右されます。

良い栄養素が含まれていたとしても
同時に農薬などの毒を取り込むのはどうなのかも
考慮しないといけないと思います。

・重要なのは考え方の部分

○○に含まれる何々はこれにいいから、
などの情報を見るとついそれに注目しすぎて
近視眼的になりがちです。

ピーマンや含有成分を否定するわけではないですが
それも体づくりのひとつとして捉えましょう。

決してそれだけでどうにかなるという
考え方に陥らないことが重要です。

もちろん嫌いなら無理に食べる必要はないですね。

ピーマンは苦味が強いなどの理由から
子どもだけでなく大人でも嫌いな人は多いはずです。

血流促進効果をもつとされる食べ物は
ピーマン以外にもいろいろありますし、
好きでも毎日食べるのは厳しいと思うので
固執する必要は全く無いですね。

野菜を食べる時は農薬を除去する液につけ
ワタは捨てずに食べるということを
意識しておけばとりあえずOKだと思います。