鉄の過剰摂取により起こる症状|活性酸素が増え死亡もありうる

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鉄分は吸収量が少ないことから
栄養素の中でも特に不足しがちなものです。

日本人の多くは鉄を植物性食品から
摂っているといわれているので
いっそう不足しやすい状況だと思われます。

しかし、だからといって摂りすぎても問題なので
今回は参考として過剰摂取のことに触れていきます。

鉄を摂り過ぎるとどうなるかというと
体中に鉄原子が回るようになります。

すると過酸化物質と反応して活性酸素を生み出し
各臓器・細胞・DNA・タンパク質などに
ダメージを及ぼすようになります。

便秘や胃腸障害・亜鉛の吸収阻害、
そして心不全も起こす可能性があり
最悪死亡することもあるのです。

過剰症が出ないと考えられている
1日の耐用上限量は成人男性で50mg前後、
成人女性で40mgほどです。

(妊婦や授乳婦の上限量は定められてませんが
40mgほどと考えていいでしょう)

通常の食事ではまず大丈夫ですが
サプリメントだと吸収量が多くなるので
用量はしっかり守りましょう。

ちなみに鉄中毒症を起こす目安は
体重1kgあたり20mgで、
致死量は1kgあたり60mgといわれています。

次回は鉄の種類と含有食品について

<復習>

鉄欠乏について

鉄と育毛の関係について

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