亜鉛欠乏を起こした時に出る症状|吸収を妨げるものを摂り過ぎない事も大事

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健康的にも育毛的にも注目度が高い亜鉛ですが
近年は摂取量が不足しているといわれています。

そこで今回は不足してしまった場合
どうなるのか考えていこうと思います。

いわゆる亜鉛欠乏症に陥ると
次のようなことが起こる可能性があります。

味覚障害・異常
食欲の減退
舌の痛み・炎症
嗅覚障害

貧血

脱毛

甲状腺機能の低下

免疫力低下による下痢や感染症

発育の遅延や異常

性機能低下
(性的発育の低下、精子量減少、無月経)

ビタミンA欠乏症

傷口の治癒遅延

夜盲症
(暗いところで極端に視力が衰える病気)

元気がなくなる・精神状態の異常

また、動物実験においては
記憶や注意力の低下が見られたという。

このようにとても多種多様であり、
亜鉛は生体内において非常に多くの機能に
関わっていることがうかがい知れます。

現代は飽食の時代といわれ
亜鉛はいろいろな食品に含まれてるので
欠乏症はほとんどないと考えられてる面があります。

確かに欠乏といえるほど重症な人は少数派かもしれませんが
もしかしたらその予備軍はかなり多いかもしれません。

亜鉛不足は脱毛の一因になってる可能性もあるので
食生活は本当に大事にしていきたいものです。

亜鉛を摂取に力を入れたい場合は
穀物や豆類などを食べ過ぎないことが
一つのコツといえます。

それらにはフィチン酸といって
亜鉛や鉄などと結合して吸収を妨げる作用があるからです。
(特に未精製の穀物(玄米)に多い)

また、食物繊維も吸収を妨げるそうです。

しかし注意しなければならないのは
あくまで「食べ過ぎないようにする」ということであり
穀物や豆類を断絶するべきではありません。

穀物は重要なエネルギー源ですし
大豆は育毛にも重要な食物です。
(玄米も非常に栄養価が優れた食品である)

要はいろんな食べ物を適度に食べましょう、
という話に落ち着くということですね。

吸収率が気になるようであれば
一緒にビタミンCを摂取しましょう。


亜鉛を多く含む食品一覧はコチラ

亜鉛の過剰摂取についてはコチラ