髪に良いといっても亜鉛の過剰摂取には注意|免疫力やHDL等に影響

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○○に良いと聞くとついやりすぎたり
食べ過ぎたりしたくなるのが人間の性ですが
それはとても良くありません。

亜鉛ももちろんそうで、
摂りすぎても意味がないどころか
いろいろ副作用が起きる可能性があります。

急性亜鉛中毒では胃になんらかの障害がおきたり
下痢や吐き気を催すことがあります。

そして継続的に過剰摂取を続けると鉄と銅の欠乏症、
および善玉コレステロールである
HDL(高比重リポタンパク質)の濃度を低下させます。

鉄が不足すると貧血を起こしますが
他にも運動能力や体温保持機能、
学習能力、集中力、免疫力の低下なども
起こす可能性があります。

銅が減ると白血球が減少するので
同じく免疫機能が低下する可能性があります。
(他にも頻度は低いが成長障害、
コレステロール・糖の代謝の異常が起こることも)

一日の摂取量(推奨量)の目安についてですが
日本人の成人男性は大体12mg前後で
成人女性は10mg前後といわれています。

そして1日の上限量は30mgとされています。

しかしまだわかっていないことが多いせいか
上限量は明確に定まっていません。

亜鉛は毒性が極めて低いので
1日に100mg摂っても大丈夫という意見もあります。

亜鉛は射精や発汗でも数mg減るそうなので
それも考慮されているのかもしれません。

また、毒性が強く出るのは
1日に1000mg以上摂った場合ともいわれるので
そこまで神経質になることではないかもしれません。

しかし1日に50mg以上摂ると
発がん性を疑う指摘も存在しており
過剰分は排泄されてしまうので
やはり摂りすぎはあまりよくないと思います。

効果が高まるわけでもなさそうですし
無駄にサプリを多く飲んでも
出費もかさんでしまいますし…。

まとめると、かねてから言われている
1日の推奨量(10mg前後)と
上限量(30mg)を守ったほうが
いろんな意味で無難かと思われます。

亜鉛の効果について

亜鉛を含む食品一覧