薄毛治療を全て手術にまかせる方法はあなたの為にならない

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薄毛対策の3つの進め方があるとお伝えしてきました。

1,全て自力でやる
2,専門家のアドバイスを取り入れて実践
3,全てを専門家(医師)の手術にまかせる

今回はラストの3について述べていきたいと思います。

あなたもすでにご存知かもしれませんが、
薄毛対策は基本的に自宅で地道に進めていくものですが
技術の発達により裏ワザ的な手法を選ぶこともできます。

いまのところ確立している方法は植毛と栄養素の注入の2つです。

植毛は最初に登場した薄毛手術法で、
人口毛植毛と自毛植毛の2種類あるのが有名です。

栄養素の注入はHARG(ハーグ)療法や育毛メソセラピーといったもので
髪や頭皮の成長や健康に関わる成長因子と言われる成分や、
ビタミンやミネラル類も一緒に頭皮から直接注入する手術法です。

年々技術力が向上したり、実績もかなり積んできてるので
かなり画期的な対策といえるかもしれません。

そのためそれらの手法に心酔し全てまかせっきりでいいやと
思ってしまう方も中にはおられると思います。

でもその考えは後悔や失敗に繋がるのでおすすめできません。

まずは復習としてそれぞれの基本的な知識をおさらいしていきます。

・薄毛治療手術の良い所と悪い所

まず植毛についてですがこれはもうほとんどの場合、
自毛植毛のことを指すと思っておきましょう。

人口毛植毛は人工的に作った髪の毛を毛穴に挿入することで
擬似的に毛髪量を増やす手法として世に登場しましたが、
ひどい炎症を引き起こしたり長持ちしないなどの欠点があり、
現在では推奨されなくなっています。

最近は今生えている髪の根元に縛り付ける手法が主流ですが
それも長続きしない欠点があるため画期的とはいえません。

自毛植毛は自身の健康な(男性ホルモンの影響を受けない)
毛包(髪の根元の組織)を髪の薄い部分に移植するので拒絶反応がなく、
高い確率で安全に薄い部分をカバーできます。

人口毛みたいに短期間で抜け落ちることもなく、
ずっと生え続ける可能性が高いので植毛手術を受けるなら
断然自毛植毛のほうがメリットは大きくなります。

しかし、薄毛に関する手術も薬と同様に保険が効かないので
全額自己負担となり人口毛にしろ自毛にしろ
どちらも高額な費用が発生してしまいます。

薄毛部位の広さにもよりますが安くても数十万レベルとなります。

自毛植毛は定期的に手術を繰り返す必要がないため
人口毛植毛と比べ物にならないほど低コストで済みます。

ただ、年月が経つにつれ薄毛部位が広がってくると
新たに手術を受ける必要性は生じてきます。

薄毛手術は画期的な手法とよく謳われますがすべてを医師にまかせるやり方はのちのち髪の毛の健康の根本的なことに気づきにくくなるという大きな欠点がある。

次にハーグなどの栄養素注入法について。

これは自毛植毛のさらに後に登場した比較的新しい手術法です。

一般的な育毛剤には含まれていない成分を
直接毛根に注入するので効果が出やすいと言われています。

以前は注射針みたいなもので注入するのがふつうでしたが
最近は針を使わない技術も出てきたので
全く痛みを感じることなく受けられるようになってます。

人にもよりますが3~4回ほど受ければ
効果を実感できる場合が多いとのことです。

育毛手術の中では一番自然に近い手法と言えます。

植毛と違って拒絶反応やドナー不足、定着率などのリスクがないので
最も安心して受けられる手術かもしれません。

欠点としては植毛と同様の理由で費用が高くつきます。

数十万円レベルは当たり前で年単位で続けたら
車が余裕で買えるほどの出費となるでしょう。

もちろん医療機関でしか行えない手法ですので
サロンとは信頼度が格段に違いますが
高くつくことはどうしても避けられません。

・育毛系手術の最大の欠点とは?

一般的には高額な費用、人口毛の拒絶反応、
自毛植毛におけるドナー不足・定着率、
医師やクリニックにより効果の出方に差が出る、
などがデメリットとしてよく挙げられます。

しかし、最大のデメリットはもっと根本的なところにあります。

それは一言でいうと「依存心」です。

当然、人は画期的と言われることは注目するのですが、
画期的であればあるほどそれに頼りがちになります。

プロペシアのときもそれさえ飲めば治る!
と少しでも発想した方は少なく無いと思います。

手術となるとその想いがさらに顕著になるのではないでしょうか。

高額な費用がかかるのでなおさらです。

たとえ自毛植毛で男性ホルモンの脅威から逃れられたとしても
健康問題からは絶対に逃れることはできません。

髪が生えたらそれでいいやと思う人もいるかもしれませんが、
本来髪は健康体の上に成り立つものです。

薄毛になるということは体が何らかのシグナルを発しているのです。

それを無視して好き勝手に生きていると、
体はたちまち疲弊してろくなことにならないでしょう。

極端な話、髪があっても寝たきりになったら意味がないですよね…

ハーグやメソセラピーは植毛より結果が出にくいので
普段の生活習慣がものをいう手法とも言えます。

たとえ頭皮から栄養を注入したとしても
体に悪い行いを改善しなければ
一時的な効果で終わり散財する羽目になります。

ちなみにハーグ療法は栄養注入に加えて
プロペシアやミノキシジルの併用も推奨されています。

それを見ても手術だけに頼るのは得策ではないと推察できます。

ちなみに自毛植毛も男性ホルモンの影響を避けれるだけで
薄毛の原因全てに対抗できるわけではありません。

むしろ不摂生をすることで薄毛の範囲が拡大し続け、
手術を何回かやらないと不自然な髪の生え方になったり、
植毛した髪も元気がなくなることも容易に予想できます。

実際、中年以降になってあまりハゲない人も
髪のハリ・コシが弱まってきますよね。

今後はiPS細胞などの再生医療が応用され、
新たな薄毛対策手術が確立されるかもしれませんが、
それも健康状態をずっと良好にできるわけではないと思いますし、
おそらく高額な費用がかかることも同様だと思われます。

そんなこんなで医師(クリニック)に全てまかせっきりというやり方は
得策ではないことがおわかりいただけたと思います。

もちろん手術の全て否定するつもりはありません。

お金に余裕があるならそれを対策のひとつとして利用してみようかな、
という気持ちでいてほしいと思います。

ただ本来育毛はあまりお金をかけずやる(やれる)ものなので
借金してまで受けることはおすすめできません。

最後にそれぞれの手術の特徴を比較した表でまとめたいと思います。
(参考のため最も理想的なプロの指導のもと対策も追加しました)

植毛法 栄養注入法 プロの指導
自分で
やること
なし(足を運ぶだけ) なし(足を運ぶだけ) 指導を元に自宅で対策
即効性 人口毛:あり、自毛:なし 多少あり なし
効果の継続性 高い 低い 高い
安全性 人口毛:低い、自毛:高い 高い 高い
費用 高額(数十万~数百万) 高額(数十万~数百万) 左方より低め
(月数千円~数万円)
依存度 高い 高い 低め
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