頭皮のph(ペーハー)を考えると理想的なシャンプーが見えてくる

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ph(ペーハー)をご存知の方は多いと思います。

中学生のときの理科の授業において
液体が酸性かアルカリ性かどうかを
リトマス紙を使って調べた実験がありましたね。

PHとは水素イオン指数のことを指し、
potential Hydrogenの略になり、
ペーハーという読み方は実はドイツ語なのです。

さて、液体に限らずあらゆる物体は
酸性かアルカリ性どちらかの性質をもっています。

もちろん頭皮(皮膚)や髪もそうです。

頭皮と髪は弱酸性である、

皮膚に存在する常在菌は皮脂を食べると脂肪酸を分泌します、
そして皮脂自体にも脂肪酸が含まれているので
髪や肌や弱酸性を保っている、という話は有名です。

PHでいうと大体4~5くらいです。

(PHは0~14の範囲があり7が中性となります)

あと皮膚と言うのものはもともと弱酸性が最も適していて
アルカリ性に弱いという性質も兼ね備えています。

そのため一般的に弱酸性の製品が多くなってきました。

アルカリ度が強いと汚れが落としやすくなりますが
そのぶん肌への刺激も強くなってしまうので
フケやかゆみ・皮脂の過剰分泌・炎症
そして抜け毛にも関与してくる恐れがあります。

よってなるべくなら肌の性質と近いシャンプーを使うべきなのです。

ペーハーの視点で考えても
理想的な洗髪剤がなんなのか見えてきますね。

石けんシャンプーは肌に優しいとよくいわれます。

たしかに石油系よりかはだいぶマシなのですが
アルカリ度が強く石鹸カスも残りやすい、
さらに髪質をよくするためリンスを使う必要性が発生し
余計な手間とリスクが増えるという欠点があります。

絶対に使ってはいけないというわけでもないですが
育毛を本気で取り組んでいきたいと思われるなら
アミノ酸系・もしくは頭皮専用などと称される
シャンプーを選んだほうがよりよいと思います。

頭皮のペーハーとシャンプーには関係があるのでそれも参考に選ぶようにしても良い

ちなみにいつも弱酸性の製品で皮膚を洗っていると
常在菌を甘やかすことになり長い目でみると抵抗力が落ち、
敏感肌や乾燥肌を引き起こしかねない、

だから弱アルカリ性の製品で肌を鍛えるべきである、
という意見もあります。

たしかに皮膚はアルカリ中和能という能力が備わっており
アルカリ性に傾いても自然と酸性に戻していきます。

その力を弱めないためにあえて弱アルカリ性を使うという理論です。

律儀に頭皮のPHとあわせた低刺激商品を使うか、
弱アルカリ性にするか、どちらが最適かは不明ですが、

とりあえずいえることはあまりに頭皮と髪のPHから
かけ離れたものはよくないです。

弱アルカリであり他にも余計な成分を配合していない
良質なものなら使っても問題ないと思います。

そういった製品は安全性にものすごく力をいれた
優良な企業しか出していないので選ぶ際は慎重に進めることをオススメします。

ドラッグストアーにいけばわかりますが、
ほとんどの製品はコスト面を重視しているので
質の悪い安価なものが多く陳列されているのです。

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