薄毛を治す上で重要になる育毛剤。
薄毛の中で最も多いAGAの治療とは直接関係ないものの
弱った毛根細胞をいち早く活性化させるのに便利なので
昔から最も用いられる事が多い対策品です。
しかし、毎日使い続けてるのに全然効果を実感できないから
この先不安でしょうがないと思ったことはないでしょうか?
そこでこんなことを考える人がいます。
育毛剤に加え発毛剤も追加して使うべきなのか、と。
※ここでいう育毛剤は天然成分や独自成分を主としたもの、
発毛剤は医薬品を配合したものとします。
サプリメントでも1種類の成分より複数を同時に摂取したほうが
効果的だと言われるように外用剤も1つより2つのほうがいいのでは?
という理屈かと思われます。
そう思う気持ちもわからなくはないですが、
基本的に外用剤は1種類に留めておいたほうがいいです。
なぜなら外用育毛剤は体内に取り込む栄養素とは違いますし、
作用させる部位が同一であるため思わぬ化学反応をおこして
頭皮に負担をかける可能性があるからです。
あと2種類使ったからといって効果が急激に高まるわけでもなく
余計な出費が増えることにもなります。
また、仮に効果を実感できたときにどちらの製品が
効果的だったのかもわからなくなります。
今のところ漂白剤などのようにこの成分とこの成分を
組み合わせたら危険という報告は聞かれませんが、
各企業が共同研究してまでそんな面倒なことは
まずしないので安全性は誰にもわからないわけです。
どうしても試してみたいのであれば同じタイミングでつけるのではなく
朝はAにして夜はBにするというふうに時間差をつけて使用したほうがいいでしょう。
そして2種類の外用剤を使うとしても
必ずひとつは医薬品入りのものを使うべきです。
髪が十分に生えそろってきたら天然成分主体のものだけで
維持させていくほうが体の負担が少なくなるのでいいですが、
全然薄毛が治ってないうちは医薬品の力を借りないと
回復効率が非常に悪くなります。
その点は服用するものでも同様です。
一般的な栄養素も大事ですがAGAの原因にしっかり対処しないと
髪が抜ける原因を排除することが困難だからです。
使用する塗布剤はなるべく海外製のミノキシジル製品を、
薬に抵抗があったり心臓に病気を抱えているときは
エルゴチオネインなどの優れた成分が配合されたものが望ましいです。
育毛剤の場合、薄毛の原因をシャットアウトするというより
髪の成長を促す為に使うものですからたとえ高価だとしても
しっかり根拠のある育毛成分が配合されてることが重要になります。
安い育毛剤は安いなりの理由があるということを常に意識しておいてください。
もちろん高けりゃなんでもいいわけでもありませんので、
ある程度勉強することも大事です。
<各育毛アイテムの組み合わせ考察記事>
・外用剤 & 外用剤(この記事)