「 2017年03月 」一覧

自毛植毛でも失敗は十分起こり得ることです。技術が向上しているのになぜそのような ことが多いのかというと自毛植毛を行う医師の意識が大きく関係していると思われます。 それが乏しいのであれば失敗は必然です。クリニック選びは本当に重要です。

オムニグラフトは植毛機の一種でいかにも最先端を売りにされていますが 果たしてどうなのかを考察していきます。結論としてはオムニグラフトによる植毛は 問題が多々あるので情報を鵜呑みにしないことを切に願う次第です。

植毛後に薄毛が進行したら離れ小島やドーナツ化が起こるのでは？と心配する人が けっこうおられると思いますがその心配はまずないでしょう。なぜなら植毛後に AGAが進行したとしてもまた植毛を受けたり薬で既存毛を維持したりと色々な対策が すでに確立していて不自然な髪型まで放置することもまず考えにくいからです。

植毛密度には限界がありオリジナルのそれに近づけるのは困難なことなので 誇張された数値には注意が必要です。植毛しても密度の限界はせいぜい６０％ちょっとで 本数にすると１平方センチメートルあたり１２０本くらいです。デンスパッキングは 非常に素晴らしい技術ですがそのリテラシーは重要です。

植毛ができない人にはいろいろ特徴があります。体質的なものと感情的なものの２種類。 仕方がないのはほんの一部でほとんどはクリアできることなのである意味では植毛が できない人はほとんどいないと思います。心の問題をクリアできるかが鍵です。

植毛はすごいと思っても不安に思う部分はたくさんあると思います。植毛に関する 多くの不安や疑問の中で代表例と思われるものを抜粋し一覧にしてみました。 Q&Aのような方式ですね。カウンセリングで質問するのが一番ですがある程度 わかった上で受けるのが大切です。

グラフトは植毛におけるドナーの単位を指す言葉ですが深掘りするとなかなか興味深い ことだとわかります。ややこしいですがグラフトを理解すると植毛の理解も深まり、 良心的なクリニック選びにも役立つと思います。ポイントはFUTの定義をしっかり わかっているか、あたりだと思います。

かつらをはじめとした増毛と植毛はどちらを選べばいいか悩む方も多いと思います。 最近はかつらというより増毛という言い方をされ新しい手法も出てきていますが いずれも短期的な手法です。植毛は長期的な対策になるのでどちらがベストかは 時間を基準にすればわかりやすくなります。

人工毛植毛を受けた後でも自毛植毛を受けることは可能でそれが理想的と言えます。 人工毛植毛はリスクが大きい反面多少不利なポイントが発生しますが、それでも 自毛植毛手術は受けれるので気になることが少しでもあるならすぐに修復のために 受けたほうがいいと思います。

植毛は円形脱毛症には効果が薄いとされているので基本的には推奨されません。 植毛をする価値があるのは単発型で変化がほとんどない軽度の円形脱毛症に 限られてきます。多くの場合はミノキシジルで様子を見るか場合によっては SMPを検討することになると思います。