リアップシリーズの全成分を考察してみてわかったこと

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これまで何回かに渡って
リアップシリーズをひとつひとつ
考察してきたわけですが
正直う~ん…と思う部分が多かったです。

ポイントはやはり中身になりますが
全成分を見るほどどうなのかなと
思うことが多々ありました。

今回は成分にフォーカスして
思うことを記事にしたいと思います。

・リアップシリーズに含まれる成分の概要

リアップといったらミノキシジルですね。

発毛剤として日本で唯一認められているのは
ミノキシジルが含まれているからです。

大人の事情はとりあえず置いといて
ミノキシジル配合の外用剤は
日本ではリアップだけですので
インパクトがとても大きいです。

ミノキシジルはリアップX5をはじめ
リアップ(通常版)、リアップジェット、
リアッププラス、リアップリジェンヌ(女性用)に
配合されています。

その他にもリアップと名のつくものは
いくつかありますがミノキシジル配合製品は
上記の5つだけです。

濃度はX5だけ5%で他はすべて1%です。

他の成分では皮脂を分解して
成分の浸透を助けるとされるピリドキシン塩酸塩や

強い抗酸化作用があるトコフェロール酢酸エステル、

清涼感を出すメントール、

細胞賦活作用があるとされる
パントテニルエチルエーテルなどが主です。

基剤はエタノールやブチレングリコールが主流で
女性用にはヒアルロン酸も使われています。

医薬品ではないプレリアップシリーズは
その他の育毛製品と似たような感じです。

化学物質と天然成分の混合物という感じで
何が良いのか悪いのかよくわからないくらい
たくさんの成分が使われています。

シャンプーとコンディショナーには
マラセチア真菌対策で用いられる
ピロクトンオラミンが有効成分となっています。

他は合成界面活性剤や合成ポリマー、
香料や保存料のオンパレードで
申し訳程度に海藻エキスなどの
天然らしき成分が使われています。

プレリアップのトニックは
リアップからミノキシジルを抜いて
変わりの成分で補完したようなものです。

ハッカやラベンダーオイル、
シリコンや香料も追加されています。

フレッシュリアップも
プレリアップトニックとほぼ似ていて
違いはほとんどわかりません。

簡単にまとめると、
ミノキシジルが入ってるか入ってないか、
その違いが強いて言うなら大きく、
その他はほぼ違わないといった印象です。

・リアップ同士の違いはほとんどない?

リアップについて調べていて
一番気になったというか思ったのは、

リアップX5以外いるのか?ということ(^^;)

もっと言わせてもらうと
リアップの存在自体どうかと思うわけですが
とりあえずここではありとしておきます。

そうじゃないと話が進まないので…(笑)

あと海外製品に比べたら濃度が低いという
指摘もありますが話が複雑化しないように
とりあえずその点も置いておきますね。

さて、リアップといえばもうほとんどの場合
リアップX5を指しているといっていいでしょう。

一応、臨床試験においても1%濃度よりも
優位な効果が認められたと示してたので
あえて低濃度を選ぶ理由はほぼありません。

副作用の問題も考慮しないといけませんが
外用剤の場合は内服薬と違って影響は軽微なので
そこまで神経質になるのもアレです。

もちろん不安感は人によって違いますので
何を選ぶかは個人の自由です。

そういう視点では低濃度バージョンも
100歩譲ってありかも知れません。

それにしてもツッコミどころはあります(笑)

リアッププラスとリアップリジェンヌは
60mlで5000円ちょっとと同じですが
なぜか噴射剤とか追加していて
一番手のこんでそうなリアップジェットが
3800円と一番安いです。

容量や濃度的には同じで
成分もほとんど違いはありません。

女性用もヒアルロン酸があるだけで
ほぼほぼ違いはないです。

そして通常のリアップは5500円と
一番割高になっています。(60ml)

リアップX5(プラス)は60mlで
7000円ちょっとと少し高くなるのは
ミノキシジル濃度が違うという理由だと思います。

が、低濃度バージョンよりも2000円以上
差があるのでやっぱり高いと思えてしまいます。

ミノキシジルはそんなに高価な成成分なのかは
イマイチよくわからない部分です。

・プレリアップの成分はもっと・・・

次にプレリアップシリーズの成分ですが
こっちはもっと疑問が多いですね。

クレンジング、シャンプー、
コンディショナー、トニックの
4種類があります。

クレンジングはシャンプーでは取りにくい
皮脂汚れをしっかり取るという目的があるので
強い界面活性剤が含まれます。

一応、泥成分も使ってますが
ほとんどは化学物質で構成されています。

そもそもクレンジングが
あること自体驚きです。

毛穴に詰まった皮脂なんかは
取る必要がないのに・・・

シャンプーは曰く付きの合成界面活性剤である
ラウレス硫酸ナトリウムをはじめ
多くの化学物質がたくさん配合されてます。

成分表示の前半部分は合成界面活性剤ばかりで
基剤のBGやPGも刺激が強いことで知られています。

安息香酸ナトリウムは発がん性があり、
パラベンもよく肌に悪いと話題になる成分。

原料が天然のヤシ油とかだとしても
カタカナやアルファベットがついてるものは
結局は合成成分です。

コンディショナーはシャンプーよりも
成分数は少ないですがシャンプーから
植物エキスを抜いただけみたいな代物です。

つまりほとんどが化学物質構成です。

マシなのはホホバ油、海藻エキス、
クエン酸、水くらいで
あとは全部・・・という評価です。

シャンプーと共通して入ってる
ピロクトンオラミンは
フケ症に使われる成分ですが、

薄毛=粃糠性脱毛症とはいえないので
なぜ有効成分に採用したのか
よくわからない部分が多いです。

あとコンディショナーも
ラインアップされてる事自体
どうかと思います。

ちゃんとしたシャンプーを使えば
不要なものですので…。

コンディショナーも選べばいいものは
あるのですが残念ながらプレリアップのそれは
お世辞にも良質とはいえません。

シャンプーと同じく合成界面活性剤、
シリコンなどの化学物質てんこ盛りです。

続いてマッサージトニックの成分構成は
簡単にいうとミノキシジルなしの
リアップというだけです。

いえ、シリコンや合成界面活性剤やら
いろいろ追加されているので
むしろ悪くなってるともいえます。

パントテニルエチルエーテルや
酢酸トコフェロールなど、
リアップにも使われている
有効成分を含んではいますが
どれほど効果的なのかは不明です。

その他の成分もほとんど保湿と
清涼感しか機能がありません。

ついでにフレッシュリアップについてですが
これはプレリアップシリーズとも違う
独立した商品です。

でもプレリアップトニックとの違いは
ほとんどありません。

有効成分のセンブリエキス、
パントテニルエチルエーテル、
酢酸トコフェロールは共通していて、

植物油も種類と数が少し違う程度、
界面活性剤はもちろん含まれていて
添加物が少しプレリアップよりも
少ない程度です。

エンメイソウエキスという
ある意味ではメインの成分が含まれますが
どの程度の育毛効果があるかは未知数です。

最大の違いは
医薬品分類でしかないように見えます。

プレリアップマッサージトニックEXは化粧品、
フレッシュリアップは医薬部外品、
という違いくらいです。

・リアップシリーズ成分の総括

リアップシリーズの全成分を
一通り見てみて思ったのは、
どれも一般的な範疇に過ぎないってことですね。

有効成分といっても育毛剤では
よく使われている成分ばかりで
天然成分と言われるものでも
ほとんど頭皮ケアしかできないものです。

肝心のミノキシジルですら
どのくらい効果的なのか
いまいちわからないです・・・。

5%濃度が果たして最適なのかどうか、

ちゃんと毛根に作用してくれるのか、

頭皮の油を分解したとしても
本当に浸透性がアップするのか、

作用したとしてもどの程度の効果を
発揮してくれるのか、

などなど疑問点は多いです。

何より問題は化学物質が多すぎることです。

特にプレリアップ系はひどいですね。

ラウレス硫酸ナトリウムだけだとしても
頭皮ケアになるとは思えないですし、
ますます頭皮環境が悪くなるだけだと思います。

ということでまとめとして、

リアップシリーズはいずれも
成分的にかなり問題がある、です。

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