アラニンと育毛の間接的な関連|肝臓や頭皮に良さそう

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アラニンの髪の生育との関連は?

アラニンはアミノ酸の一種で育毛剤など
いろんな種類のヘアケアグッズに配合されてます。

アミノ酸ということで安全性が高く、
肌のバリア機能に良いなどの理由で
よく使われているのだと思われます。

突き詰めて考えていくと
アラニンは育毛と関係あるとも言えるし、
そこまでないとも言えます。

要は他の栄養素と本質は変わらない感じですので
これまでいろんな成分をお伝えした時と同じく
特別扱いするものではありません。

大事なのは個々の成分に頼ることではなく、
他の成分との兼ね合いなどの考え方になるので
その点は常に意識してほしいと思います。

・アラニンの健康効果と育毛との関連について

まずはアラニンの基本的な特徴から探っていきます。

アラニンは主に肝機能の強化や補助、
エネルギー産生、スキンケア効果が在るとされます。

まず肝臓に関することについてですが、
アラニンはアルコールの代謝を促す作用があり、
二日酔いの改善や予防に役立つと言われています。

アルコールは体内でアセトアルデヒドという毒物を
生じさせますがそれが二日酔いの原因物質です。

アルコールの代謝はアラニンだけが
関係してるわけではありませんが
健康的に強い味方になることは間違いないでしょう。

アルコールの代謝にはグルタミンという成分も
深く関係しているそうですが、
それとアラニンを同時に摂取することで
肝機能自体も高まるのではと言われています。

動物実験において
肝臓の再生が促されたという報告もあるので
肝臓の病気対策にもよさそうです。

肝臓は薬の代謝も担っているので
育毛関連の話ではよく話題に出てきます。

肝臓が弱いと男性ホルモン対策すら
できなくなる恐れもあるので、
アラニンはそういう意味でも重要そうです。

エネルギーに関してはその原動力となる
グルコース(ブドウ糖)を作り出す際にも使われるので
長時間の運動をする際は大事だと言われます。

血糖値の維持にも役立つそうですが、
それは血糖値が低下したときに分泌される
グルコガンというホルモンによるもの。

アラニンはグルコガンの分泌を促すことで
血糖値を維持させるということで、
上がりすぎた血糖値を元に戻す
という意味ではありません。

よって甘いもの対策にはなりえないと考えられるので
勘違いしないよう注意する必要があります。

ではスキンケアについてですが、
アラニンはNMFという肌に存在する
天然保湿成分の材料にもなってるそうです。

肌は乾燥すると抵抗力が弱くなって
外敵の侵入を許したり皮膚炎が生じやすくなったり、
血流にも影響してきます。

頭皮は髪の土台なのでアラニンをその一端を担う
栄養素だということがわかります。

また、キューティクルを開くのを防いで
髪にツヤ・コシを出す際にも役立つと言われています。

しかし育毛効果があるかどうかは微妙なところです。

頭皮や髪のケアとはあくまで表面上のことであり、
髪そのものの成長とは直接関係ない事柄です。

全く関係ないとはいえないまでも、
アラニン入りの育毛剤やシャンプーを使えば
薄毛が治るとか髪が太くなるとかという話には
発展しにくいのではないかと思えるわけです。

髪や頭皮の保湿としてアラニンを活用することは
悪いことではないですが、それ以上のことは
期待しないほうがいいですね。

・アラニンを含む食品と注意点

アラニンを多く含む食べ物では
しじみやあさりなどの貝類が有名ですが、

上位陣はぶたゼラチンやかつお、
甘海苔、大豆たんぱく、カゼイン、白鮭の筋子、
高野豆腐、小麦蛋白などです。

他にもゴマンとあるので
興味があるなら調べてみてください。

むしろ貝類は上位陣に比べて含有量は少ない方ですが
含有量を基準にしないほうがいいですね。

食べ物にはそれぞれ個性があり、
いろいろな栄養素を含んでいるものです。

アラニンだけでなく特定の成分に固執すると
考え方がおかしくなるので注意しましょう。

そしてそれぞれの食べ物の質を重視することも
忘れてはなりません。

現代の食べ物は問題だらけなので
良質なものを探すだけでも一苦労ですが
少しでも取り入れてほしいところです。

ちなみに他のアミノ酸と同じく
動物性食品に多い特徴がありますが
それはある意味ではいいことです。

肉類は栄養素が豊富な上に吸収しやすいので
理想的な食べ物のひとつだからです。

でもおかしな飼料で育てられた動物や
添加物まみれの加工肉はマイナス要素たっぷりなので
特に注意すべきところでもあるのは皮肉です。

髪は体の健康状態で左右されるものであり、
体はあなたが食べたもので出来上がります。

必須とか非必須とかにも左右されるのではなく
いろいろな栄養素を程よく摂取することを
心がけてほしいと思います。

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