シトルリンにこれといった副作用の報告はない|注意すべきは重病の方

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シトルリンは一酸化窒素の産生を促して
全身の血流を促進し健康増進や維持に役立つとされる
優れた効能をもつアミノ酸の一種です。

男性機能をアップする効能もあるとされてるので
シトルリン関連サプリが数多く発売されています。

どの程度効果があるかはまだ断定できないですが
とりあえず健康的に重要であることは確かなので
全くの無駄になることはないと思われます。

でも摂り過ぎてもビタミン類などと同様に
過剰分は排泄されるだけだと思われるので
どんなに評価が高く安全な成分だとしても
用法・用量は必ず守らないといけません。

シトルリンは幸いにも副作用が出たという
報告はないのでかなり安全な部類に属する成分ですが
適度な摂取は常に心がけましょう。

もちろん副作用がないといっても現時点での情報なので
今後数十年経っても全く何もないかはまだ不明確といえます。

あと推奨量も上限量も国レベルで明確には
定まっていないのでまだまだ研究段階ともいえますね。
※シトルリン研究会によると推奨量は800mgとのこと

瓜類に多く含まれてますが食べ過ぎたとしても
異常が起こることはかなり考えにくいです。
出たとしても下痢程度だと思われます。

シトルリンはこれといった副作用がないので安全性が高い成分といえますが摂りすぎはよくない

ここからは参考になりますが、シトルリン血症という病気があります。

それは簡単にいうと体内に存在するシトルリンの量が多すぎる病状のことです。

シトルリンはアンモニアを尿素に変換する
尿素サイクルという代謝にも必要な成分です。

シトルリンはアルギニンを生成することで健康に役立つとしられていますが、
その中間物質にアルギニノコハク酸というものが必要です。

アルギニノコハク酸はアルギニノコハク酸シンターゼ
という酵素が必要なのですがシトルリン血症だと
その酵素の数が少ないため血中のシトルリンが多くなります。

そのためアンモニア血症になる危険性もある。

症状としてはぼんやりしたり自分が何をしてるのか
理解できなくなる意識障害や特定の食べ物を異常に欲する摂食障害、
他には呼吸が早くなる、痙攣、嘔吐、昏睡などがあるといいます。

原因はシトルリン分解酵素が遺伝的に欠損していることが
主だといわれていますが一部からは生活習慣でも
発症する可能性があるといわれています。

具体的にどんな生活習慣が悪いのかなど
詳細部分は明らかではありませんが、
とりあえず一般的に悪いとされることは
極力軽減していったほうがいいのは確かだと思います。

体に負担を強いる生活は内蔵に悪影響を及ぼし、
髪の毛にもそれが回ってくるものです。

あと当然ですがシトルリン血症の方は
シトルリンの摂取は危険なのでやめましょう。

<参考>

⇒シトルリンの効能について

⇒シトルリンが含まれる食品と摂取量