タウリンが育毛に良いとされる理由 IGF-1を増やす働き

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・タウリンは多くの健康効果がある優れた栄養素

タウリンは疲労回復や肝臓の機能を助けるなどの
効果が有名な栄養素の一種です。

魚介類、特に貝類に多く含まれること、
栄養ドリンクの主要成分としても有名ですね。

他にも動脈硬化や高血圧の予防や目の健康、
血中コレステロール値のコントロール、
むくみの予防や改善、便秘に良いなど
効果は多岐に及びます。

そしてタウリンはほとんどの生物の
ほとんどの臓器に存在することがわかっていて、
育毛にも良いのでは?と言われてきています。

詳細は後述しますが髪の生育にも関係する
あるタンパク質を増やすことが根拠のようです。

ほとんどの臓器に含まれているということは
それほど健康的にも重要だということになります。

体内で合成できるといっても
その能力はそんなにすごいものではないらしいので
食べ物から摂取することも重要だと思われます。

・タウリンが育毛に良いとされる理由

ではタウリンが育毛に良いとされる理由ですが
それはIGF-1を増やすからだと言われています。

IGF-1とはインスリン様成長因子と言われる
タンパク質の一種でこれもタウリンと同じく
ほとんどの臓器に存在するとされる物質です。

それは細胞の働きと密接な関係にあり、
体毛が伸びるためにも欠かせないもの。

毛が伸びるということは
毛母細胞が増えるということですが
その際にIGF-1も必要になるわけです。

もちろん間接的にも育毛的な意義があります。

先述したようにタウリンはいろいろな
健康効果があることが認められています。

髪の毛は健康体の上に成り立つものですので
頭皮やその周辺だけが良ければいいわけではないのは
なんとなくでもわかると思います。

もちろんタウリンだけが
健康を支えてるわけではないので
いろいろなものを摂取することも大事です。

タウリンはIGF-1を増やすと考えられているので適度であれば全身の健康にも良いといえます

ちなみにタウリンはアミノ酸の一種だと
よく言われますがそれは厳密には間違いです。

アミノ酸とはカルボキシル基とアミノ基という
分子が同じ炭素原子とくっついた構造を
もつものと定義されています。

タウリンはカルボキシル基という
炭素と酸素と水素がくっついた分子(COOH)を
もたないのでアミノ酸ではないのです。

でも構造的には硫黄分を含んだアミノ酸と似てるので
含硫アミノ酸様物質と言われることもあります。

・タウリンの摂取方法に気をつけよう

注意していただきたいのは摂取方法です。

どんなものでもそうですが
基本中の基本は自然の食べ物から摂取することです。

タウリンといったら栄養ドリンクのイメージが強いので
それを飲んでればいいでしょ?と
思う方もけっこういると思います。

でも栄養ドリンクには様々な添加物が含まれていて
お世辞にもおすすめできるものではありません。

ですからなるべく動物性食品、
特に魚介類、中でも貝類の含有量が多いので
そういうものから摂取してほしいと思います。

植物にも含まれてはいますが
すごく微量らしいので栄養補給をするなら
動物性食品が基本となります。

摂取量に関しては諸説あるのですが
あまり気にしなくてもいいと思います。

摂取量に関しては下記の記事で言及しています。

⇒タウリンの摂取量と副作用について615

また、昨今は食べ物の質が悪い物が多いので
産地や生産者の情報もときおりチェックするなど
意識を高めることも大事になりますね。

参考:タウリンを多く含む食品について

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