プロペシアで上昇する肝臓の数値|γ-GTP・GOT・GPT

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プロペシアの副作用の一つに肝機能障害がありますが
重篤な症状が出る方はそんなに多くありません。

しかし薬は肝臓に負担をかけるものなので
健康であっても不安になるかもしれません。

そんなときに一つの目安となるのが酵素の数値です。

酵素とはγ(ガンマ)-GTP、GOT、GPTというものを指します。

γ-GTPは正式には
ガンマ – グルタミルトランスペプチダーゼ
といい解毒を担う酵素です。

特にアルコールに敏感に反応し
肝臓や胆管の細胞が死んだときに
血液中に流れるようになっています。

肝臓の他にも腎臓やすい臓、脾臓、小腸にも存在します。

GOTはグルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ、
GPTはグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼのことで
タンパク質をアミノ酸に分解する役割を担います。

GPTは肝臓にばかり存在しますが
GOTは肝臓の他にも心臓や赤血球、
手足の筋肉にも存在しています。

それらの酵素の数値を見ることによって
各組織に異常がないかわかるのです。

それぞれの基準値は
γ-GTPが10~50(女性は6~32)
GOTが8~30、GPTが4~45です。

医師や病院によって多少違うがほとんど同じです。
また、基準値より低くても特に問題はありません。

問題は基準値より多い場合です。

お酒をよく飲む人や胆石がある方、
そして薬を飲む人は数値が高くなる傾向があります。

基準値を大きく上回っていたら
肝臓に負担がかかっている証拠です。

数値が3桁に到達するようであれば
プロペシアなどの育毛薬の使用は慎重になるべきです。

肝臓への負担を減らすためプロペシアを飲んでいる方は
お酒の量を減らすかやめることも検討したほうがいいと思います。

酵素の値が上がる原因は激しい運動やガンなどもあるので
お酒だけではないですが好きな人が多いことから
上昇の主原因であると考えられます。