精液が減少する可能性があるプロペシア|前立腺を縮小させる薬

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プロペシアの有効成分であるフィナステリドは
医薬品と言うことで様々な副作用があります。

男性ホルモンに関係する作用があるので特に性に関してのものが有名です。

フィナステリドは還元酵素に作用するもので男性ホルモンに直接関与しない、
ということで理論上は性欲減少などは起きないといわれてました。

しかし、性に関しての副作用は一番多くの人が体験しているものになってます。

確かにテストステロンそのものを阻害するわけではないので
男性機能に大きな影響を及ぼしません。

ただ結果的にDHTを減らすことになるので理論上ありえないことはありえないと思われます。

DHTはジヒドロテストステロンのことで男性型脱毛症の主原因物質である事から
脱毛ホルモンなどと忌み嫌われてる面もあります。

でもDHTはテストステロンより10倍も受容体と結合しやすいので
その分効果も出やすいという特徴があります。

5αリダクターゼが全身の細胞に存在してるのはよりホルモンの効果を引き出すためなのです。

頭部だと迷惑な存在ではありますが他の部分ではありがたい存在と言えます。

プロペシア’フィナステリド)には精液を減らす副作用がある

では本題ですが、フィナステリド錠を飲むと
精液が減少すると言われるのはなぜでしょうか。

精液は精子の運動を助けるためにあるもので
いろいろな器官から分泌された液体が混ざり合っており、
その3割ほどが前立腺液・残りが精嚢分泌液で構成されています。

精液が白いのは前立腺液が白色のためです。

前立腺の細胞には5αリダクターゼ2型存在する
数少ない箇所として知られています。

フィナステリドは2型5アルファ酵素を阻害する効能があるので
その影響が悪く働いている可能性があるということです。

もともとフィナステリドは前立腺肥大症という病気を
改善する薬として開発されたものです。

年を取ると前立腺の機能を維持するため
DHTを多く溜め込むようになっているのですが
それが原因で前立腺が大きくなりすぎてしまいます。

しかし、前立腺肥大症でもなんでもない人が
プロペシアを飲むことで前立腺が逆に小さくなってしまい
前立腺液を分泌する機能が低下すると考えられるのです。

その点が気になってしまう場合は服用量を少し減らしてみたほうがいいと思います。

例えば1日おきとか2日おきとかですね。

飲むのをぱったり止めてしまうとAGAがリバウンドする恐れが高いですが
定期的に飲んでるとその心配はほぼありません。