プロペシア(フィナステリド)の効果は5αリダクターゼ2型を阻害する

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脱毛症の中で最も多いのは
男性型脱毛症(AGA)ですが
昔は栄養補給か血行を良くする位しか
対策がありませんでした。

でもAGAの根本原因をつける対策が
1997年にようやく正式に承認されて
薄毛対策の状況は大きく変わりました。

フィナステリドの登場です。

日本ではプロペシアという表品名で発売され
けっこう馴染み深いものになってきました。

フィナステリドは薄毛の根本原因である仕組みを
阻害することができる画期的な薬剤です。

AGAになる仕組みをおさらいすると、

血中を流れるテストステロンが
髪の根元にある毛乳頭細胞に入り込むと
5αリダクターゼという還元酵素により
ジヒドロテストステロン(DHT)という
男性ホルモンに変換されます。

そしてDHTは男性ホルモンレセプターと結合し
毛母細胞の増殖機能にブレーキをかける
TGF-β1というタンパク質を放出し
徐々に髪の毛が失われていくというものです。

フィナステリドは5αリダクターゼが
テストステロンに作用するのを防ぐ効果があります。

もう少し詳しく言うと
5αリダクターゼには1型と2型の2種類があり
2型で作られるDHTのほうが強力で
薄毛に大きく関連しているといわれています。

フィナステリドは2型の5αリダクターゼのみ阻害するので
的確にAGA対策ができるというわけです。

発毛効果については個人差がありますがMSDの調査によると
1年間服用し続けた場合約60%の人に発毛が認められ
約40%の人に薄毛の進行が止まった結果が得られたという。

(効果が見られなかった人は数%)

期間を3年間に伸ばすと実感する人は80%を超えてきます。

髪の成長具合は遺伝や生活習慣も関わってくるので
ある程度差が生じてきますが効果があるのは確かだとわかります。

プロペシアの副作用についてはコチラ

フィナステリド錠の入手法についてはこコチラ

男性型脱毛症の詳しい仕組みの復習はコチラ