漢方針ブラッシング療法の基本手順|まずは「指針」から始める

シェアする

スポンサーリンク

髪だけでなく全身の健康にも繋がる漢方針ブラッシング療法。

猪か豚毛のブラシを用意して是非生活の中に取り入れてほしいと思います。

今回は漢方針ブラッシング療法の基本的な手順についてお伝えしていきます。

① 最初の1週間は「指針」から始める

まずは頭の状態をチェックする意味で
指針(ゆびしん)と呼ばれる指圧を行います。

手順としては、

手を何度かこすり合わせて指先を温かくします。

そしてバスケットボールのような
大きいボールをつかむように両手を頭におき、

百会(ひゃくえ:頭のてっぺんのツボ)から
後頭部のぼんのくぼ(生え際あたりにある大きなくぼみ)
あたりまで小さな円を描くようにこすり下げていきます。

同様に側頭部・おでこ方向にも行います。

それぞれ10回・合計30回こすり下げるのを
1日2回行い、それを1週間行います。

すると痛い箇所や硬い箇所がわかってきます。

② ブラッシングは圧法から開始する

指針が終わったらいよいよブラッシングに入ります。

でも最初の1ヶ月間は全ての方法をやるのではなく
圧法(あっぽう)を中心に行っていきましょう。

頭部全体を適度にまっすぐ押して凝りをほぐしていきます。

このときリラックスすることも大切なので
押すとき(力をいれてるとき)は息を吐いてくださいね。

漢方針ブラッシングはやり方を間違うと逆効果になるので基本をしっかり守りましょう

③ 圧法の次は打法を中心に

圧法の期間が終わったら
次の1ヶ月は打法(だほう)をやっていきましょう。

その名の通りブラシで頭皮をたたく方法ですが
余計な力を加えると頭皮が痛みます。

下手をすると血が出てしまいますので
あくまでブラシの重さ分の圧力を利用するだけです。

手首の力を抜いてリズミカルに1日50回ほどやります。

毛が薄いところや痛いところ、
そして百会を中心にやるといいと思います。

これも最初は痛いですがそのうち慣れてきます。

④ 打法の次は推法へ

次の1ヶ月は百会の前後左右2センチあたりに
推法(すいほう)をやっていきます。

推法は圧法をしながら頭を動かす方法です。

⑤ 最後は気になるところ全てに推法

ラストの1ヶ月間は髪が薄くなっているところや
生え際を中心に推法を行っていきます。

以上が基本的な漢方針ブラッシング療法になります。

あと補足説明になりますが
②~⑤のブラッシングにプラスして摩法(まほう)も忘れず行ってください。
(髪の毛だけを軽くさするブラッシング)

基本の手順は4ヶ月ほどで終わりますが
その後もできれば続けてほしいと思います。

どの方法を実践してもいいと思いますが
圧法を基本として仕上げに摩法をやる、という感じでいいと思います。

※もちろん自分なりにいろいろアレンジしてもOKです

⇒ 4種類の漢方針ブラッシング療法のおさらい

⇒ オススメのヘアブラシの種類

⇒ ブラシの洗い方について