SMPとは? あたかも髪の毛が生えているように見せる技術

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SMPとは何か

今回は新しい薄毛対策として注目されている
SMPについて取り上げていこうと思います。

これはとても画期的と言える手法なので
珍しく有用な選択肢が新たに増えたことになります。

まずは基本中の基本的な内容からお伝えしていきます。

よかったら参考にしてみてください。

・SMPとは何か

Scalp Micro Pigmentationの略で
スカルプマイクロピグメンテイションと読みます。

スカルプは頭皮、マイクロは百万分の一(小さい)、
ピグメンテイションは着色を意味します。

特殊な針と染料を頭皮に細かく注入して
あたかも髪が生えてるかにように見せる
イギリス発祥の技術です。

・刺青とは違う?

SMPはアートメイクの一種、
つまり医療行為となります。

刺青は装飾をするために行うもので
使用するインクや器具も異なります。

・受けるメリットは?

頭皮に色をつけることになるので
カツラや編み込み式の増毛法と違って
取れてしまうことがありません。

水に濡れても落ちることはないので
増毛パウダーよりも利便性が高いです。

メンテナンスもほとんど必要ありません。

円形脱毛症や怪我による脱毛部位も対応できるので
ほぼ全ての方が受けられるのが大きいです。

費用も植毛よりだいぶ低いので
お財布的にも敷居が低いのも特長です。

・逆にデメリットは?

最大の欠点は経年劣化することです。

頭皮は日々新陳代謝をしているので
いずれ染料は薄くなってしまいます。

それでも年単位ともつのですが
色が薄くなると不自然になってしまうので
その前にクリニックへいく必要があります。

費用は植毛と比べると安いだけであって
お手軽にポンと出せる費用でもないと思います。

新しい技術とあって
実施できるクリニックが少ないのも難点です。

また、色素に育毛効果はないので
そこは自分でやっていく必要があります。

・SMPはどこで受けられるか

主に首都圏が中心となります。

有名所は表参道の首藤クリニックや
横浜のヨコ美クリニックです。

今後は受けられる場所が増えてくると思われます。

・費用はどのくらい?

目安としては名刺の半分ちょっとの面積で10万円ほど、
植毛による帯状の傷跡で15万~20万ほど、
頭部全体だと100万弱といったところです。

自毛植毛だとその2~3倍はかかります。

1平方センチメートルあたり
大体3000円~という感じで、
クリニックによって多少異なります。

・痛みはある?

麻酔をするのでそんなに痛みはないですが
完全に痛みがないわけではありません。

もちろん耐えられないほどの痛みは
まず生じないでしょう。

植毛と違って皮膚への負担も少ないので
術後に鈍痛が起こる可能性も低いと思われます。

・いま生えている髪への影響は?

色素は人体に負担の少ないものを使ううえに
髪が生えている奥深くまで達しないので
それが原因で禿げることはまずありません。

・手術による副作用は?

染料の種類によってアレルギーが起こる
可能性は0ではありません。

染料は主に金属系(非自然系)と
植物系(自然系)の2種類がありますが
後者のほうがリスクは下がると思うので
カウンセリングで質問してみるといいでしょう。

他には術後に頭皮の腫れや赤みが出ますが
それは一時的なものなので問題はほぼありません。

・適用となるシチュエーション

AGAはもちろん円形脱毛症や怪我による脱毛、
精神的な理由の抜毛症や女性に見られる
頭部全体の休止期脱毛の場合も行えます。

植毛が無理な場合の打開策として使える
というメリットが大きいと思います。

また、薄毛でなくても
元々の生え際のラインが気に食わない場合に
修正することも可能です。

・年齢や性別による制限は?

特に厳しい制限はありません。

強いていうなら未成年は
保護者の同意が必要なことくらいです。

・周囲の人が見てもわからない?

よほどまじまじと見ない限りは
わからないくらいの出来になるようです。

まあそうでないとやる意味はないですよね…

・手術は何回受ける必要があるか

色をしっかりつけるためには
最低2回は受ける必要があると思われます。

面積が広いと更に回数が増える形です。

・メンテナンスはどのくらいの頻度で行うべきか

人によっては5年も持つ場合もあるようですが
これは個人差があるのでまちまちです。

半年で濃淡がはっきりしてくる人もいれば
2,3年経っても変化がほぼない人もいます。

・色を除去することは可能?

レーザーによる除去が可能です。

・植毛、育毛、従来の増毛と比べて優位性は?

費用に関しては勝ってますが
ボリューム感をだしたいのであれば植毛のほうがよいです。

メンテナンスが面倒、頭皮に傷が残るのに抵抗感がない、
費用を工面できる、などの条件はあります。

人工毛植毛は頭皮への負担が大きすぎることなどから
全くおすすめできない手法です。

育毛法は個々の商品などの問題点はさておき
即効性を重視するならSMPが勝ります。

ただ染料に育毛効果はないので
自分の髪をしっかり生やしたいのであれば
育毛のほうがよいです。

ちなみにSMPで使われる染料は
髪の発育に影響はないので生えるまでの
カモフラージュとしてはもちろん使えます。

増毛法はボリューム感は出せても
メンテナンスの頻度が多いので
費用が高くついてしまうのが最大のネックです。

・SMPについてのまとめ

簡単にまとめるとSMPとは
育毛とも増毛とも植毛とも違う
新たな薄毛対策ということになります。

あたかも髪が増えたかのように見せる技術、
という言い方から察すると
増毛法の一種とも解釈できます。

いろいろ欠点もありますが
使い方次第ではとても便利な技術ですので
選択肢が増えたこと自体はいいことだと思います。

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