バリンは育毛に役立つのか|エラスチンと関係しているが…

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・バリンと肌の健康と関連→育毛とも関係する?

分岐鎖アミノ酸シリーズの最後はバリンについてです。

分岐する構造をもつことからそう呼ばれているもので
他にはロイシンとイソロシンがあり
よくBCAAと総称して呼ばれます。

いずれも必須アミノ酸であり肌の健康に関係し、
髪にも含まれる成分ということなどから
育毛的にも注目されている部分があります。

育毛剤やシャンプー、サプリなどにも
配合しているものがよく見受けられることから
他のアミノ酸と同様に定番となっているかもしれません。

ということで今回はバリンと育毛の関係について
考察していきたいと思います。

バリンはBCAAに分類されていることから
親戚といえるイソロイシンとロイシンと共通点が多いです。

筋肉の強化や修復・疲労回復、肝機能の改善・維持、
グルタミン酸を作ってアンモニアを無毒化するといったことです。

BCAAの中でバリンにだけあると思われる効能が
体の成長や血液の窒素バランスを保つこと、
そして肌のハリを維持することです。

肌の奥(3層目)には真皮層と呼ばれる層があり、
そこにエラスチンというタンパク質が存在します。

美容関係の話で頻繁に出てくる成分のひとつです。

肌の弾力に深く関係するコラーゲンを結合させる働きがあるので
セットで話に出てくることが多いです。

コラーゲンといえば髪の毛の強度にも関係する成分ですね。

コラーゲンといえばビタミンCとの関連が有名ですが
そもそもコラーゲンもタンパク質の一種なので
アミノ酸がなければ始まりません。

髪の大部分を構成するケラチンにもバリンが含まれることからも
間接的な意味でバリンは育毛と関係していると言えるかもしれません。

アミノ酸という信頼性や安全性もあることから
育毛剤やサプリに配合されるのは必然だといえます。

バリンとエラスチンの関係から育毛にも話が発展しそうだが...

・バリンも他のBCAAと注意点は同じ

当然のことながらアミノ酸といえど注意点があり、
しかもBCAAの仲間ということでイソロイシンとロイシンの
注意すべき点もバリンは共通しています。

髪にそれが含まれてるからといって
そればかり摂取してもバランスをかくことになります。

通常なら単独で摂取することはありえませんが
いまはサプリというものがあるのでその可能性は0ではありません。

BCAAの3つを主体にしているものもありますが、
もちろんBCAAだけ摂ればいいわけでもありません。

育毛剤で頭皮に直接ふりかけたとしても
直接髪に浸透して強化するとは限らず、
頭皮の健康ばかり重視しても髪は生えません。

含まれる食べ物の質も考えないといけません。

育毛グッズに配合されている明確な理由は
各企業により異なるかもしれませんが、
おそらくほとんどは単純な理由かと思われます。

髪の構成要素だから、安全そうだから、
必須アミノ酸だから、などのことでしょう。

よってまとめるとバリンはエラスチンとの関連があることから
イソロイシンやロイシンと比べるとより育毛との関連がある、
かもしれませんがほとんど大差はないと考えられます。

何より大事なのはバランスであり、
体に悪いものを極力入れないことなので
そのことを忘れないでほしいと思います。

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