健康維持にも害にもなる油の話|育毛に関する誤解も読み解く

シェアする

スポンサーリンク

油と聞くとあなたは何を思い浮かべるでしょうか?

育毛に取り組み人にとってはもしかしたら有害なもの、
というイメージが強いかもしれません。

巷では頭皮に油(脂)が溜まるとよくないとたびたび言われますが
それはあまりにも短絡的な話です。

油(脂質)は三大栄養素のひとつに数えられる重要な栄養素であり、
それなしでは行きていけませんし、健康維持もままならなくなります。

ということで今回は油についていろいろ考察していこうと思います。

・まず基本となる油のメリット的なお話から

油、栄養学的に脂質は細胞の構成要素のひとつであり、
最も基本的な栄養といえるものです。

すべての細胞はリン脂質というものが含まれており、
それが細胞の膜の主な成分で外敵からのバリアの役目を果たしたり、
栄養素や酸素を取り込んだり、老廃物を排泄したりします。

また、ホルモンや胆汁酸の材料になったり、
脂溶性ビタミンの吸収、ケトン体を作り出すなど
エネルギーの元にもなるすごい栄養素なのです。

糖質のように血糖値を乱高下させたり、
脂肪になるばかりのものではない高度な栄養素といえます。

健康的には糖質よりも脂質のほうが優れてるともいえるので
糖質過多の現代人は食事内容を大きく見直す必要があります。

ダイエットブームによっても油は忌み嫌われる存在になりましたが、
最近はだいぶ正しい知識が広がりつつあります。

コレステロールも脂質の一種であり、
意図的に薬で数値を下げる行為は危険であることもわかってきてます。

脂質を必要以上に避けたり、
危険な油を使った料理ばかり摂取していると
血管を傷つけたり赤血球などが糖化したりして
育毛どころの話ではなくなってきます。

良質な油をちゃんと摂ることが健康維持の必須事項であり、
薄毛の根本対策にも繋がってくると思います。

髪については頭皮のべたつきの原因になるから良くない、
などと言われますがそもそも皮膚は少し脂っぽいほうが健康です。

皮脂は常在菌の餌となり、脂肪酸を分泌してくれるので
皮膚は弱酸性を保って外敵から身を守るのです。

痒くなるほどべたつくのはシャンプーのしすぎか
食生活の乱れやストレスによるものが原因だと考えられるので
油を即座に悪者にするのは見当違いもいいところなのです。

・油は重要な栄養素だが大半は毒液と化している

最近はこの世界は毒まみれになっているというテーマで
食の危険性について考察してきているので、
ある意味ここからがメインテーマになります。

油は健康維持に重要なのは間違いないのですが
この文明社会はあまりにも低レベルで危険な油だらけです。

マーガリンやショートニング、大量生産されているサラダ油。

それらには昨今注目され始めているトランス脂肪酸が含まれており、
極めて有害な油であると改めて認識しましょう。

植物性の油は不飽和脂肪酸が多いため酸化しやすく不安定な油、
ということで人工的に水素を添加させて作られたものがトランス脂肪酸です。

利便性の向上には躍進できたかもしれませんが、
それと引き換えに不自然な油を作り上げることになり
動脈硬化や肥満、糖尿病、アレルギー、認知症、ガンなどなど
様々な生活習慣病の火種となってしまいます。

人工的に作られた不自然な油は体では有効利用できず、
悪質なホルモンや細胞を作り出すことになったり、
脂肪細胞にただ取り込み続けられることになるのです。

脂質は人体を構成する主要成分ですが世の中には悪質な油が多すぎるため様々な健康被害が出ています。油を考えることは育毛に取り組むこととほぼ同義といえます。

・低質な油の問題はトランス脂肪酸だけではない

リーズナブルな値段で売られているサラダ油は
トランス脂肪酸以外にもヒドロキシノネナールや
ヘキサンなどの毒物も含まれている可能性大です。

ヒドロキシノネナールとはリノール酸を
5分以上200度以上の高温で熱すると発生する毒で
心筋梗塞やパーキンソン病などの原因物質となると指摘されています。

ヘキサンとは植物から油を抽出する際に使われる化学物質で、
劇薬に指定されている代物です。

その処理をされた油は酸化しやすかったり、
抗酸化物質などの有用な成分も除去されてる可能性もあります。

製造過程において何度も加熱処理しているものもあり、
新品の状態でもすでに毒まみれとなっているのが現状です。

また、原料に遺伝子組み換え植物が使われている可能性もあります。

・悪質な油を避け良質な油を取り入れるのが基本

このように、大量に存在する油は危険極まりないものであるため、
知らなかった場合は早急に対策を講じる必要があります。

それは必然的に食生活を見直すことになり、
育毛とも大きく繋がることにもなります。

妙な育毛剤やサプリにばかり注目するのではなく、
まずは基本中の基本を抑える必要があるのです。

手始めにサラダ油やマーガリンを使うのをやめ、
できあいの揚げ物やお菓子を食べ過ぎないようにし良質な油を選ぶようにしましょう。

良質な油とはオメガ3に分類される脂質が主成分のもので、
生食用にはえごま油や亜麻仁油、炒めものにはオリーブオイル、
菜種油、ごま油、ひまわり油、椿油、アーモンドオイル、
ピーナッツオイル、アボガドオイルなどのオメガ9系の油を使います。
(オメガ9系の油で有名なのはオレイン酸)

ココナッツオイルは飽和脂肪酸が多く熱に強いですが
日本人は体質的に合っていない人が多いそうなので使い過ぎは禁物です。

オリーブオイルは健康油の筆頭となってますが、
低温圧搾法とかコールドプレスなどと表記されいないものや
透明の容器に入っているものは質が悪い可能性があります。

不飽和脂肪酸を多く含む油は日光でも劣化しやすいので
良質なものは必ず色付きの瓶で売られているはずです。

メーカーは実に多種多様なのでどこが信用できるか
自分なりにいろいろ調べる必要もでてきます。

スポンサーリンク

シェアする