agaを発症する人数は昔から変わっていない?CAGと正規分布

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薄毛に悩む人は年々増加している、
などと最近はよく言われるようになりました。

それはインターネットの発達などで
情報を得る機会が増えたからそう感じるだけ
と思う人もいるかもしれません。

しかし、実際増えている可能性は高いと思われます。

なぜそう思うのかと言うと、
現代は体に負担をかける要因が多すぎるからです。

昔と比べてグローバル化の波が世界中に広がり
仕事量の絶対値が増えてしまい、忙しさが増加の一途を辿っています。

企業は人件費を削減するため従業員の人数を減らしたことで
1人1人の仕事量の増加に拍車をかけストレスが増します。

2013年からアベノミクス効果で
少しずつ景気はよくなってるような感じはしますが、
まだまだ不況から完全に脱したとはいえません。

そして食べ物に関しても問題が数多くあります。
加工食品や余計な嗜好品を摂取する機会が増え
本来取るべき栄養素が十分に賄えていません。

食の欧米化により日本人にはあまり適さない
肉製品が多くでまわるようになったりもして
現代人の健康は常にピンチな状態といえます。

そのような要因が積み重なることで髪の毛までエネルギーがまわらなくなり
悩む人が急増していると思われるのです。

ただ、agaを発症する人数は昔からあまり変わっていないというデータがあります。

ちょっと矛盾してるように思うかもしれませんが、
正確にはAGAの発症確率は変わっていないということです。

日本人全体平均は数十年前と今でも30%ほどと大きく変化していないのです。

※年齢を重ねるにつれて発症する人の割合が増えるので
どの年代でも3割の人がなるというわけではありません。

※参考までに各年代のAGA発症確率は次のようになってます。
20代:5%前後 30代10%前後 40代:30%前後
50代:45%前後 60代:50%前後 70代:60%前後

男性型脱毛症とはそもそも男性ホルモン(DHT)が原因で起こるものです。

もう少し突っ込んでいうとDHTが
男性ホルモン受容体と結合することで起こる脱毛症です。

その結合のしやすさが遺伝子情報の中に記録されており
人によって薄毛の進行具合に差がでるのです。

その差はX染色体のCAGリピートという部分の
繰り返し数を数えればわかるのですが
それは22を基準に正規分布してることがわかってます。

正規分布とはある集団の平均値を境に
前後同じような数に散らばっている状態を指します。

グラフにすると山の形のように綺麗な曲線を描きます。

それが何を意味するのかと言うと、偏りがないということです。

偏りがないということはAGAを発症する確率に
大きな変化がないということになります。

なぜ偏りがないのか正確にはわかっていませんが、
このように推測することができます。

純粋なAGAと思われる人は大昔から人数の割合はあまり変わっていないというデータがあるので生活習慣の悪さがこの点からも見えてくる

人間が原始人と呼ばれていた時代、滅んだ原人と生き残った原人がいました。

その差は言葉が話せたり道具を使えたり生き残るためにとても重要となる能力を
身につけたかそうでないかで決まったといわれてます。

大昔の人間は動物と同じく毎日がサバイバルで
生き残ることが中心の生活をしていました。

そのため知能があまり発達しなかった種は
生き残る術を得られず自然と淘汰されたのです。

薄毛遺伝子もその頃からあったと思われますが
薄毛に関しては生命の危機に直結しないことなので
現代まで脈々と受け継がれていると考えられます。

遺伝子はよくコピーミスを起こします。

時が経つにつれ人口がドンドン増加しましたが、
それによりCAGリピート数も人により変化したと
考えられますが今や医療の発達などで
どんな方でも生き残る可能性が格段に上がりました。

様々な要因が重なった結果、CAGリピートが小さい人や大きい人・中間の人が
自然と入り混じるようになった、と考えられるのです。

生活習慣の良し悪しで遺伝情報が変わることはないので
AGAの原因に直接的に結びつくことはないと思われますが、
不摂生は体に悪いことは明白です。

髪は健康体でないと本来は成り立たないものです。

その証拠の1つに薬を飲んでも髪が増えない方が大勢います。

AGAという括りで考えると発症人数は変わらないですが、
薄毛という大きな括りで考えると、悩む人は増えていると
いえるのではないでしょうか。

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