あなたは最近、鏡で自分をみたときや
髪型をセットしてるときにハッとする体験をしてないでしょうか?
そう、前髪が以前より減ってきたと実感できてないですか?
眉毛まで伸びてこなくなったとか下ろしたら隙間ができまくりでスカスカ、
おでこの面積が広がってきたような?剃り込みが目立つようになってきた…
といった具合に様々な異変を感じているとしたら…
かなり今後は注意したほうがいいです。
なぜかというとAGAを発症している可能性が高いからです。
AGAは男性型脱毛症のことでご存知の方も多いと思います。
頭のてっぺん、額の生え際、人によっては両部位から
髪の毛が少しずつ減ってしまう特徴があります。
髪の本数自体は変わらないので減るといったらちょっと語弊がありますが、
1本1本が太く長く成長しなくなり、1つの毛穴から3本生えていたのが
1本しか顔を見せなくなっていくので、どんどん減っているように見えるのです。
そして生え際が後退するタイプの方は
より早く対策を進めることをオススメします。
頭頂部より遺伝の影響も大きく治りにくい要素が集結していることが理由です。
AGAは男性ホルモンによって引き起こされます。
男性ホルモンは男女問わず誰の体にも存在しますが、
全員が薄毛になることはありません。
それは生活環境や習慣も関係しますが、
遺伝が最も基本的かつ強力な原因なのです。
前頭部(特にM字)は5αリダクターゼ2型が主に存在する箇所だと言われています。
それは男性ホルモンのテストステロンを
ジヒドロテストステロン(DHT)という強力なホルモンに変えてしまう酵素の一種です。
その酵素には1型と2型があるのですが、
後者で作られたDHTの方がより脱毛を促進するとされてます。
DHTの生成は遺伝に限らず起こるものですが、
問題は男性ホルモンの影響を受けやすい体質かどうかです。
ホルモンは受容体と呼ばれるタンパク質と結合することで
初めてその効力を発揮しますが、遺伝的に結合しやすい人としにくい人がいるのです。
生え際が後退するタイプの人は遺伝的に男性ホルモンの感受性が強い可能性が高いのです。
あと詳しいメカニズムは不明ですが、
前頭部には頭部を守るための組織(帽状腱膜)があるのですが、
それが硬くなることで血流が悪くなってますます髪が生えにくくなることに繋がります。
前頭部という場所はもともと血管が少ないので
髪の毛にとってはとても過酷な場所なのです。
おもいっきり禿げ上がってしまった場合でも回復させるのは不可能ではないですが、
進行するほど薄毛は治しにくいと思っておいてください。
※不可能じゃないといえる根拠は、
男性ホルモンにより毛根組織自体が死ぬことはないからです。