薄毛の人、もしくは薄毛になりそうな人にはいろいろ特徴が見られるようになります。
そのひとつに頭皮の色があります。
脱毛症の前兆減少としては細い抜け毛が多いとか
頭皮が固いとかツムジが広がったとかおでこが後退したとかが定番ですが、
実は頭皮の色も重要な指標になります。
気になる方は誰か信頼のおける人に見てもらうか、
三面鏡、もしくはふつうの鏡を二つ用意して頭皮の色を確認してみてください。
もしあなたの頭皮が青白いのならとりあえず色に関しては問題ありません。
ですが赤かったり赤茶けた色をしていたら要注意です。
おそらくそれを聞いて殆どの方が疑問に思ったかもしれません。
直感的に考えると白とか青白いのは
血の気が通っていないイメージが強いから血行が悪く、
赤いほうが血がよく通ってると感じますよね。
でも実際はそうではないのです。
赤くなるのは血液の流れが悪くなったことにより
頭皮の新陳代謝が非常に悪化した状態を示すのです。
漢方でいう「於血(おけつ)」の状態です。
血管は体の隅々まで分布していますが、
体の体積のほとんどを占めてるわけでじゃありません。
それに皮膚の血管は非常に細いので
ちょっと血行がよくなったからといって真っ赤に変色することはないのです。
血流が悪くなると細胞の活動が鈍化します。
すると新陳代謝(生まれ変わり)が悪くなり、
老化した皮膚が長く存在することになり、頭皮が赤茶けてくるというわけです。
そんな状態が長く続くと頭皮が硬くなるばかりで
血流は悪化の一途を辿ることになります。
さらに余分な吹けなどの皮脂汚れも溜まりやすくなり
炎症と抜け毛リスクを増やすことにもなります。
運動をしたあとやお風呂上りに顔などが赤くなるのは
頭皮より血流が流れやすいとか体質とかそういう問題なので
頭皮の色とは別次元の話になります。
頭皮の色が異常な場合は別に運動や入浴をしなくても
赤い色をしているので明らかにおかしいのです。
薄毛の人の頭皮の温度を測るとほとんどの場合
体温より1度以上低いといわれています。
それは明らかに血行が悪くなってる証拠なのです。
いまハゲてなくても頭皮の色が赤い人は
薄毛予備軍の可能性が高いので日ごろから運動を心がけたり
良質なシャンプーを使ったり禁煙に努めるようにしましょう。
※ちなみに顔が真っ赤になるほどの運動は一般的にかなり激しく、
しかも苦しいことですので育毛的によくありません。
きついと思う運動は体に多大なストレスをかけることになるので
息がきれない軽い運動を30分から1時間程度やるのが理想です。