白髪は17型コラーゲンや遺伝の問題により起こる|薄毛との関係は?

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薄毛と並んで髪の悩みで多い白髪。

白髪はメラニン色素がなくなることで
発生するとは知られていましたが
2009年までなぜそうなるのか
よくわかっていませんでした。

身近なもの過ぎて逆に誰も
研究に着手しなかったのかもしれません。

それはさておき、
東京医科歯科大学・難治疾患研究所のグループが
白髪になる仕組みを解明しました。

メラニン色素はメラノサイト呼ばれる
色素細胞が作り出しています。
そのメラノサイトの元となる細胞もあり、
それを色素幹細胞といいます。

色素幹細胞は自身の増殖と
色素細胞に分化する能力があるのですが
それが17型コラーゲンが減少することで
色素幹細胞自体が枯渇してしまいます。

実は毛包幹細胞(髪の毛の大元の細胞)には
TGF-βというシグナルを出して
色素幹細胞を維持させる機能があります。

その機能が17型コラーゲンが減ることで失われ
白髪だけでなく脱毛も起こしてしまうというのです。

白髪と薄毛の関係はないというのが通説ですが
その話を聞くとそうでもないように思えます。

また、DNAの損傷により
白髪が発生することもあるようです。

そのDNAを修復する遺伝子を持たないマウスに
通常では変化が起きないレベルの放射線を当てると
すぐ体毛が白くなったという。

なぜコラーゲンやや遺伝子に問題が生じるのか
詳しいことはわかっていませんがかなり進展したと思うので
今後の研究結果が気になる所です。