シクロスポリンAは免疫を抑制するが円形脱毛症には推奨されない

シェアする

スポンサーリンク

円形脱毛症は免疫の以上により起こるので
免疫抑制剤であるシクロスポリンAが
効果的であるという話があります。

それは乾癬や重度なアトピー性皮膚炎にも使われるので
確かにある程度効果があるように感じます。

しかし円形脱毛症に関しては根拠がまだ弱く、
試験もあまり行われていないようなので
ガイドラインではC2判定となっています。
(現時点では推奨できない)

副作用として腎傷害による尿量減少や倦怠感、
肝障害による食欲不振、手や目が黄色になる

他には免疫力低下による感染症で発熱や息苦しさを感じたり
痙攣や激しい胃痛を引き起こすこともある。

多毛という副作用もありますが
それを期待して内服するのはリスクが高いと思われます。

(休止後に脱毛が再燃しやすいとも言われる)

また、服用する場合は
グレープフルーツのエキスを飲まないよう注意。
作用が強く出る恐れがあるからです。

あとセイヨウオトギリソウは
作用を弱くする働きがあるので注意です。

異常な免疫細胞だけに効くならいいのですが
そうではないようなのでちょっと怖い薬ですね。

それを使うなら他の推奨される方法を
実施したほうがいいでしょう。

ちなみに妊婦や妊娠してる可能性がある女性、
授乳婦の服用は禁忌となっています。


他の円形脱毛症の治療法(ガイドライン)