オクソラレンと紫外線でリンパの過剰化を抑えるPUVA療法

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ふつう紫外線は肌を痛めるとして避けられるものですが
リンパ球の活動を抑える働きがあるため
皮膚病(乾癬や白斑)などの治療に用いられることがあります。

それがPUVA(プバ)療法です。

オクソラレンという錠剤を服用してから2時間後に
紫外線を全身に照射する方法が一般的で、
低濃度のオクソラレンを含んだ湯に10分ほど浸かった後
すぐ照射する方法もあります。

オクソラレンにはメトキサレンという
光の感受性を増す成分が含まれており
それと紫外線を併用することで効果が発揮されます。

ちなみに名前の由来は
Psoralen(ソラレン:光の感受性を増す物質の総称)と
UVA(エネルギーが弱い紫外線)からとっています。

あと内服のオクソラレンは溶解性が一定でない理由で
一時市場での販売が停止されていましたが
2011年7月から供給を再開しています。

全身に効果が及ぶため全頭型や汎発型といった
重度の円形脱毛症に効果的といわれており、
脱毛範囲が縮小した試験結果があるようです。

しかし試験例が少ないため根拠が薄く
ガイドラインではC1判定となっています。

用いてもよいとなっている理由は
尋常性白斑などでけっこう頻繁に
行われている治療法であるからとしている。

しかし成人症例で局所免疫療法が
無効な全頭型・汎発型のときに限定していて
髪が生えてくると行えないので再発率が高く
効果を疑問視する人も少なくない。

あと気になるのは副作用です。

オクソラレンを飲むと光に敏感になるので
内服してから6時間から8時間は
日光に当たらないように注意し
サングラスを用いないとならない。

そしてソラレンの一種であるフロクマリンを含む食べ物は
あまり摂取しないほうがいいかもしれません。
(ニンジン、ごぼう、セロリ、ライム、パセリ、
イチジク、からし、アメリカボウフウなどがある)

他には胃に不快感がでたり
腹痛、めまい、吐き気、水泡がでることもあります。
(ちなみに妊婦や小児の安全性は確立されていません)

オクソラレンの外用(お湯につかる方法)では
効果が30分ほどしか続かないので
日光を気にする必要があまりなく
胃の不快感もないのでそっちのほうがいい気がします。

あと紫外線には発がん性や老化を促進するといった
副作用も指摘されているので課題が多い治療法といえます。

円形脱毛症のガイドラインについてはコチラ