催眠療法が円形脱毛症に有効かどうか非常に判断しにくい

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催眠療法とは文字通り
催眠を用いる精神療法の一種です。

それを用いた海外の研究があります。

頭髪の30%以上が脱毛している上
3ヶ月以上患っている21人を対象に
5年間催眠療法を実施しました。

すると12人に顕著な回復が見られたという。

副作用の報告もなく恐怖症や対人感受性、
不眠症やうつ病のスコアも低くなったそうです。

しかし、回復した人のうち5人は
症状が逆戻りしてしまい、
1人は完全に元に戻ってしまったという。

ちなみに国内では試験(非ランダム化比較試験)と
症例を集めた研究が1件ずつ存在していますが
脱毛範囲が縮小するとしか報告されておらず
根拠がとても弱いものである。

このように試験が十分に行われていない上
催眠の治療効果もよくわかっていない部分が多いです。

血流を促進する暗示が髪を育てているのでは?
間接的に免疫システムに何らかの変化を起こすのではないか?
などと言われてますが明確なメカニズムは不明です。

ガイドラインではC2判定(行わない方がよい)になっている。

円形脱毛症ガイドラインについて