アーモンドは育毛に貢献しうる良質な食品ですが食べ過ぎは要注意

シェアする

スポンサーリンク

髪にいいと言われる食べ物はいくつか存在しますが、
アーモンドもそのひとつだと評されています。

最近はトップテンオブシティという髪に良いとされる
食べ物ランキングについて考察していたということで、
ナッツ類を個別に見ていこうと思った次第です。

ナッツ類はそのランキングでは2位となっており、
かなりの高評価を得ている食品群になります。

当ブログ的にもナッツ類は重要視してもよいと考える数少ない食品ですので
改めてしっかり考察していきたいと思います。

ではアーモンドの良い部分(メリット)から触れていきます。

アーモンドが注目される最大の理由はその栄養価の高さです。

アミノ酸やビタミン、ミネラルをバランスよく含んでおり、
タンパク質や脂肪酸類もしっかり含有しています。

その中でも特に注目されるのがビタミンEです。

ビタミンEは強力な抗酸化作用があることで有名な栄養素です。

抗酸化作用とは活性酸素を無害化することで、
活性酸素は細胞を傷つけ老化を促進させる性質があります。

ビタミンEは活性酸素と結びつくことで
過酸化脂質という悪玉の脂質が出来るのを阻止してくれます。

過酸化脂質が増えると血液の質や流れが悪くなり、
髪の生育にも当然影響してくると考えられます。

他にもビタミンEは毛細血管を広げる作用もあることから
しばしばそれが宣伝に用いられています。

ビタミンEは他の食品にも含まれているのですが、
その中でもアーモンドはトップクラスとなっています。
(100g中約30mgも含有しています)

そして育毛の話題で欠かせなくなっている
他のビタミンやミネラル類もよくメリットとして伝えられています。

細胞の働きに不可欠と言われるビタミンB群を網羅しており、
ミネラルでは血液の材料となる鉄、300種類以上の酵素の働きを
補助している亜鉛とマグネシウムも豊富だったりします。

他にも食物繊維による整腸作用や悪玉コレステロールの酸化を防ぐ
ポリフェノール類も含んでいることが知られています。

アーモンドはビタミンEやミネラル類を豊富に含み抗糖化作用もある優れた食品です

そして特質すべきは抗糖化作用です。

糖化とはこのブログでも何度もお伝えしていますが、
タンパク質と糖が結びついてAGEs(最終糖化物質)という
老化を促進させるものが出来る反応のことです。

AGEsは活性酸素と同様に最も健康を害する要因のひとつであり、
抗糖化は育毛を進める上で必須の行いとなります。

アーモンドには抗糖化作用があるとNHKのあさイチで放送されたので
一時期は需要が供給を上まったなどと言われています。

ただアーモンドのどの成分が抗糖化にいいのか、
抗糖化といってもすでに存在するAGEsを分解するのか、
AGEsの生成を防ぐのかという部分をはっきり示している
情報源は少ないのが現状です。

おそらくアーモンドにはアルギニンというアミノ酸が
比較的多く含まれていることからそういわれているのかと思われます。

アルギニンは糖と結びつきやすい性質があるので
コラーゲンなどが糖化するのを阻止したうえに
余分な糖をそのまま排泄するという働きがあります。

それがアーモンドに抗糖化によいとする根拠かもしれません。
(他にも未知の抗糖化成分が含まれてる可能性もあります)

このように髪とも関連が深いとされる栄養素を幅広く含み、
手軽に手に入れられるという点も重なって、
一般的にも高評価を得ているのだと思われます。

・アーモンドの意外な欠点とは?

では一般的にはあまり触れられないデメリット部分に入っていこうと思います。

栄養価が高くて世界的に人気のアーモンドですが、
当然のごとく欠点(デメリット)は存在します。

先程はあえて触れませんでしたが、
アーモンドにもしっかり炭水化物が含まれています。

炭水化物は血糖値をあげる唯一にして最大の原因ですので
その摂り過ぎは最も注意しなければならないことのひとつです。

幸いにもアーモンドの場合は食物繊維の方が糖質より多いですが、
油断して食べ過ぎると多くの糖質を体に取り込むことになります。

(アーモンドの炭水化物は100g中約20gで、その大体半分が糖質です)

また、育毛の大敵でもあるAGEsそのものが食べ物に含まれていますが、
アーモンドは地味にその含有量が多い特徴があります。

30グラムで2000KU(キロユニット)と、
下手なハンバーガーよりも多いという事実があるのです。

AGEsはほとんどが体外に排出されるものですが、
約7%は体内に残ると言われているので、
なるべく多く取り込まないに越したことはありません。

ちなみにAGEsの含有量が少ない食べ物、
例えば野菜では100gで数十KU程度しかないので
その差がとても大きいことがお分かりいただけたと思います。

よってアーモンドといえど食べ過ぎは禁物だということで、
一般的に言われる1日25粒程度(25グラム相当)を目安に
食べる量はセーブしておいたほうがいいでしょう。

アーモンドは程よい大きさで美味であることから
はまるとつい手が伸びやすい食品ですので注意していきましょう。

あと当然のことながら、いくらアーモンドが育毛によいからと
チョコレートやパンなどと一緒に食べたら本末転倒です。

<他のナッツ類の考察記事一覧>

⇒アーモンド(この記事)

⇒カシューナッツ

⇒くるみ

⇒ピスタチオ

⇒マカダミアナッツ

⇒かぼちゃの種

⇒ヘーゼルナッツ

⇒ピーカンナッツ

⇒松の実

⇒ひまわりの種

⇒スイカの種

⇒栗(くり)

⇒銀杏の実(いちょうのみ)

⇒胡麻(ごま)

⇒ブラジルナッツ

⇒椎の実(しいのみ)

⇒ココナッツ

⇒ナッツ類の考察まとめ

<参考>

⇒トップテンオブシティが発表した髪にいい食べ物ランキング

スポンサーリンク

シェアする