ココナッツは最も育毛に貢献しうる食べ物|秘密は良質な飽和脂肪酸

シェアする

スポンサーリンク

これまでいろいろなナッツ類について紹介してきました。

ナッツ類はアメリカの人気サイトであるトップテンオブシティが発表した
髪にいい(とされる)食べ物ランキングにおいて2位に評されたということで
個々のナッツと髪(育毛)の関係を考察してきました。

今回紹介するココナッツはこれまで紹介した
どのナッツよりもおすすめできるものになります。

ココナッツはお菓子の材料や一部のヘアケア商品などに
使われているので身近に存在するもののひとつなのですが、
優れた健康効果があることはおそらくほとんど知られていません。

むしろこれまで不健康な食べ物というレッテルを貼られてきました。

その経緯も含め、ココナッツの魅力についてお伝えしていきます。

ココナッツとはタイやフィリピンなどの南太平洋の島々で育つ
ココヤシの果実のことでよくヤシの実とも言われます。

実を割ると外縁部分は白い固形胚乳が、
中心部には液状胚乳とがあり後者はココナッツジュースとも言われます。

ココナッツに含まれる栄養素はビタミン類がやや少なめで、
どちらかというとミネラルや炭水化物の方が多い印象ですが
重要なポイントはそこではなく脂肪酸になります。

ココナッツは100g中約60~70gが脂肪酸で占められており、
そのうちのほとんどである約92%が飽和脂肪酸となります。

他のナッツ類では不飽和脂肪酸のほうが圧倒的に多いのが通常ですが、
ココナッツの場合は全くの逆なのです。

飽和脂肪酸と聞くと肉などに多く含まれる質の悪い脂で
摂取を制限しなさいとよく言われる成分の1つです。

しかしそれはとんでもない誤解を招くアドバイスとなります。

脂肪酸といっても色々な種類があり、
ものによって体に与える影響は全然違います。

脂肪酸は飽和度(炭素原子に水素がくっついてる数)によって
その性質と名称が変わるのであって必ずしも飽和度が高いからといって
人体に有害であるということになりません。

体に良いと度々言われる不飽和脂肪酸にもいろんな種類があり、
αリノレン酸などの有益なものもあればエルカ酸のような危険なものもあります。

ココナッツに含まれる脂肪酸はラウリン酸やカプリル酸、カプリン酸などの
中鎖脂肪酸と分類されるとても良質なものです。

中鎖脂肪酸とは炭素原子が6~12個持っている脂肪酸のことで、
とても分解しやすいので消化酵素がそれほど必要なく、
効率的にエネルギーになることがわかっています。

ココナッツに含まれる飽和脂肪酸の半分を占めるラウリン酸が
特に健康効果が高いことがわかっておりそれは母乳にも含まれています。

・健康効果が数えきれないココナッツオイル

ココナッツオイル(中鎖脂肪酸)は脂肪細胞に貯められることなく
肝臓で直接エネルギーに変わるとても効率がよい性質があるだけでなく、
細菌やウィルスをやっつける特長もあります。

そして血糖値を上げるどころか正常に働きかけてくれたり、
ココナッツに含まれる糖質もブドウ糖とは違う特殊なもので
GI値(血糖値の上がりやすさの指数)も低い(30台)のです。

そのため数々の感染症をはじめ動脈硬化や脳梗塞などの重病をはじめ
糖尿病による諸症状の予防・改善、栄養の吸収を助ける、
活性酸素の除去、免疫力強化など健康効果は枚挙にいとまがありません。

育毛とココナッツの関係を深く追求する話は聞かれませんが、
これほどの健康効果を有しているのなら
髪に良くないはずがないと言えるのではないでしょうか?

いまのところココナッツオイルは髪や頭皮に塗ることで
常在菌のバランスを整え髪の組織を修復するなど、
外敵なヘアケアグッズとして使われていますが、
育毛的にはココナッツを食べたほうが断然良いと思われます。

ココナッツは髪にも健康にも最上級に良い食べ物である可能性が高い

ココナッツが健康に悪いと言われてきたのは
飽和脂肪酸の含有量が高いという不明確な理由だけでした。

昨今はそれが誤りだとだいぶ認知されてきましたが、
まだまだ質の悪い植物油が横行しているのが現状です。

オリーブオイルなど良質な植物油はもちろん素晴らしいものですが、
主成分が不飽和脂肪酸なので加熱すると劣化しやすいという欠点があり、
高温で加工されたものなど元々の質に差が出てしまいます。

ココナッツオイルはほとんどが飽和脂肪酸なので
加熱してもほとんど劣化しないので最も調理に向いているのです。

ココナッツが育つ場所に暮らしている原住民の方々は、
古来から現在まで毎日のようにココナッツを食べているそうですが、
文明人にありがちな糖尿病や癌、心筋梗塞などの重病を患う方は
ほとんどいないそうです。

それはとてつもなく重要な意味を含んでると思います。

現代の栄養学なるものは脂肪をたくさん取ると太ったり
動脈硬化が進むなどと言われますがココナッツに関しては
全く逆のことが起こっているわけです。

脂だけが健康を支えているわけではないと思いますが、
秘訣になっていることは間違いないと思われます。

そのような様々な観点からココナッツはナッツ類だけでなく、
他のあらゆる食べ物を含めても最も髪にいい食べ物、
といっても過言ではないと感じます。

幸いにもココナッツオイルやパウダーなどは世界中で販売されており、
日本でもデパートや自然食品を取り扱う店舗で買うことができます。
(もちろんネットでも買えます)

妙な育毛グッズを買うより古来から信頼されている
自然な食品にお金を書けたほうがよっぽどあなたのためになると思います。

注意点は無用な添加物が使われていないものを選ぶことです。

無駄に白く見せる着色料や、ココナッツウォーターだと
果糖ぶどう糖液糖などの甘味料を付け加えられたりしてるので、
ものはちゃんと選ぶ必要があります。

<他のナッツ類の考察記事一覧>

⇒アーモンド

⇒カシューナッツ

⇒くるみ

⇒ピスタチオ

⇒マカダミアナッツ

⇒かぼちゃの種

⇒ヘーゼルナッツ

⇒ピーカンナッツ

⇒松の実

⇒ひまわりの種

⇒スイカの種

⇒栗(くり)

⇒銀杏の実(いちょうのみ)

⇒胡麻(ごま)

⇒ブラジルナッツ

⇒椎の実(しいのみ)

⇒ココナッツ(この記事)

⇒ナッツ類の考察まとめ

<参考>

⇒トップテンオブシティが発表した髪にいい食べ物ランキング

スポンサーリンク

シェアする