葉酸の過剰摂取による症状|推奨摂取量は妊婦でも400μg

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葉酸は正常な赤血球の形成や
エネルギー代謝など様々な効果を担ってるので
とても重要な栄養素の一つです。

しかし過剰摂取すると副作用がいくつかあるので
ある程度注意しないといけません。

今のところわかっている症状は、

発熱・蕁麻疹(じんましん)

毛細血管が拡張して皮膚に赤みが帯びる紅斑(こうはん)

かゆみ・そう痒症(皮膚の病気がないのにかゆくなる)

呼吸障害・亜鉛の吸収率低下

ビタミンB12欠乏がわかりにくくなる、
(特に高齢者に懸念されている)

などがあります。

育毛にフォーカスすると
亜鉛の吸収率低下は痛いところです。

(亜鉛はフィナステリドと同じく
DHTの生成を防ぐ役割もあるとされるため)

1日の推奨摂取量は男女とも
成人で240μg(マイクログラム)程度。
(マイクロはミリの1000分の1)

国の調査では男女とも平均して
1日に300μg前後摂ってるそうなので
サプリに頼る必要はほとんどないでしょう。

ただし、妊婦さんの場合は胎児への栄養補給や
神経管閉鎖障害のリスクを低減するため
推奨量の倍の摂取が必要とされています。

アメリカの報告では食事に加えて
さらに1日400μgを栄養補助食品(サプリ)で
摂取したほうがいいとされている。

よって妊婦さんの場合に限って
サプリは飲んだほうがいいかもしれません。
(期間は妊娠を予定している1ヶ月以上前から
妊娠3ヶ月までがよいと言われている)

また、葉酸の1日の上限量は男女共に1300μg前後で
それ以上摂ると過剰症が起きる危険性が高まると思われます。
(一般的には1mgとよくいわれています)
(摂り過ぎは胎児をぜんそくにするという報告もある)

葉酸も水溶性ビタミンなので体内に長く残ることはなく
過剰に摂取しても問題ないという人もいます。

しかしなんでもやりすぎはよくないですし
実際リスクがいろいろ報告されているので
1日1mgは超えないようにした方が無難ですね。
(赤ちゃんの成長が促進されるわけでもありません)

葉酸が含まれた食品一覧

葉酸不足による症状