亜鉛が育毛に良いとされる理由|タンパク質合成やDHTを抑制する

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亜鉛は生体内にわずかに存在する微量元素の一つですが
その役割は多岐にわたります。

その中に育毛に関係することもあるので
薄毛治療的にも注目される成分になっています。

亜鉛の働きの一つはケラチンの合成

ケラチンとはタンパク質の一種で
髪の毛の主成分であることが知られています。

亜鉛が不足するとケラチンが合成できず
健全な髪が育たないといわれます。

様々な細胞の新陳代謝や形成にも役立っており
免疫力を上げる効果もあります。

それは健康体を作り、
維持することにも繋がるので
結果的に髪にいいといえます。

また、髪の成長因子の一つである
IGF-1(タンパク質の一種)の分解を
抑制する働きもあるようです。

そして最も注目すべき作用が
DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制すること
(5αリダクターゼの働きを抑制)

薄毛の最大原因は男性ホルモンのDHTなので
かなりすばらしい作用と言えます

もちろんそればかりに作用するわけではなく
医薬品に比べたら効果は劣ると思われますが
現代人は食生活の悪化から亜鉛が不足してるといわれます。

もしかしたらそれも薄毛の一因となってるかもしれません。

ちなみに亜鉛はテストステロンを増やすから
逆効果になるのでは?と一部で言われてますが
必ずしもそうとはいいきれません。

テストステロンも健康維持に不可欠なものであり
それが多い=薄毛になりやすいとは限らないからです。

(またDHTはテストステロンが不足すると増えるという説もある)

亜鉛は人間の体に必須の金属元素であり
数百種の酵素の働きに関係するすごい物質です。

髪だけでなく健康維持に必須なのは間違いないので
脱毛症でなくても積極的に摂取したいものです。

次は亜鉛が含まれる食品について

テストステロンと薄毛の関係の復習はこちら