薄毛対策で最も基本となるのは血行を促進することです。
血液は髪の毛の唯一の栄養源であるため
それが途絶えれば成長が止まるどころか最悪の場合二度と復活しないことにもなります。
不規則な生活を送っていると血管が減る恐れもあるため
髪の毛まで栄養を送れる余裕のある体作りを意識することはとても大切になります。
その対策の1つに運動があります。
運動は最もてっとり早く血流を改善する手法で、だれでも簡単に行う事ができます。
リンパの流れを改善したり汗をかくことにもなるので
体に溜まった老廃物を排出しやすくなりますし、
足の裏のツボを刺激することにもなるので
体全体の健康維持のためにも重要なことです。
そこでよくいわれるのが適度な運動ですがそれはどれくらいなのか気になると思います。
運動といってもいろんな種類がありますが
基本的に自分がやりたいことをやるのがいいと思います。
ただし、あまりにもきつい運動はNGです。
例えばマラソンや負荷が大きすぎる筋力トレーニングなど
明らかに体の負担が大きすぎることはやめましょう。
なぜかというと活性酸素の量を増やすからです。
活性酸素は酸化力が強まった酸素のことで
呼吸で取り込んだうちの2%ほどが活性酸素になります。
体に入り込んだ異物を排除する役割があるので
必要なものではありますが増えると副作用として
正常な細胞まで傷つけてしまう性質があります。
髪の毛も毛母細胞などから作られる組織ですので
活性酸素の影響は無視できないわけです。
仮に髪の毛にまでその害が及ばなかったとしても
他の臓器に働きに影響が及ぶと結局は髪に悪いことになります。
体の機能が低下すると血液の質も流れも悪くなり
結局髪にまでエネルギーを送る余裕がなくなってしまいます。
スポーツ選手は一般的に短命といわれてるのは
それほど体をいじめてるということです。
では適度な運動とはどういうもので、
どれくらいやるのが効果的なのかと言うと、
人それぞれ体力や嗜好が違うため一概には言えませんが
基本的にはきついと感じない軽い運動、
例えばウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動を
30分~1時間ほどやるのがいいと思います。
実はこんなデータがあります。
全く運動しない人と運動を定期的に行ってる人と
血液の通過時間を調べた実験を行ったところ、5~10秒もの差があったのです。
特に顕著だったのが30分~1時間の運動を毎日行っている人だったので
そのくらいの運動が妥当だと思われるのです。
ちなみに1時間以上運動してもほとんど結果はかわらなかったそうです。
物足りなくなったらもう少し長くやってもいいですが
ストレスを感じないというのがポイントになります。
体力をつけたいのなら仕方ないと思いますが
健康や髪のことを優先したいのであれば
ストレスを感じるほどの運動は逆効果になります。
もちろんたまには球技などのきついといわれる運動も
仲間うちでしたくなることもあると思うので
たまにはいいのですが頻繁にやることは避けましょう。