一酸化窒素が育毛に貢献?|体内では血管年齢を若く保つ性質をもつ

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一酸化炭素は窒素と酸素原子が
ひとつずつくっついている気体の一種で
正式名称はNitric oxide、通称NOと呼ばれます。

NOは大気汚染の原因物質のひとつに数えられてますが、
火山などから自然に発生する気体でもあります。

しかし現代はほとんどの場合、
車の排気ガスやボイラーなどが発生源で
人間が大気を汚す最大の原因となってることは有名です。

そんな一酸化窒素ですが、実は体内にも存在しています。

体内には一酸化窒素合成酵素というものがあり
アルギニンと酸素を原料に作っています。

それって危ないんじゃないの?と思うかもしれませんが
実は体内においては健康的に欠かせない物質なのです。

NOには血管を柔らかくする働きがあります。

血管の内側の筋肉細胞を薄く広げることにより
弛緩(しかん)を促し血流を促進するのです。

その働きはとても高く評価されており
心臓の手術にも応用されているほどです。

つまり一酸化窒素は育毛とも関係しているといえます。

血流をよくすることは育毛の基本中の基本対策です。

頭が薄い方の頭皮温度が低い傾向にあるのは
血行が悪くなっている証拠なのです。

ではNOを増やすにはどうすればいいのかというと、
要は血流を良くする行動を習慣づければいいのです。

一番のオススメは有酸素運動です。

運動をすることで自然と血流がよくなりますが
その刺激により血管内にNOがどんどん増えます。

ウォーキングやスロージョギング、サイクリングなど
体に大きな負担をかけない軽い運動は是非やってほしいですね。

ちなみに家事を日ごろからたくさんなさる方は
体を動かす時間が長いのでNOの分泌量は多くなります。

悪天候で外に出たくなくても家の中でいろいろ動くだけでも効果的です。

パソコンやテレビにかじりついてじっとしてる時間が
長い方はNOの分泌量は全然増えません。

血流を促す一酸化窒素は体をよく動かすほど多く発生する物質です

次に習慣づけてほしいのがお風呂です。

といってもシャワーをサーっと軽く浴びるだけではダメです。

40~41℃のお湯に10分間、肩までつかる必要があります。

それくらい入らないと深部体温が上がらないので
NOの発生量に差が生じてしまうのです。

まとめると日ごろから血流を促すことをやり続けることが
薄毛のみならず病気の予防にも繋がるんですね。

NOは動脈硬化の抑制作用も有するため
心筋梗塞や脳梗塞などの重病予防にも役立ちます。

そして血管年齢を若く保つことにも繋がるので
年をとっても健康でいられる秘訣にもなります。

ということで特に運動は重要視してほしいと思います。

ちなみにNOが分泌しにくい人は
運動不足な人と肥満の人になります。

特に肥満は数多の不定愁訴の引き金となるものなので
絶対に避けてほしい状態の一つです。

薄毛の人に太っている人が多いといわれるのは
あながち間違っていないと感じます。

⇒参考:肥満と薄毛の関係について

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