皮脂の酸化を防ぐことは頭皮を守ることに!シャンプーの本当の役割

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皮脂は細菌やウィルスなどの外敵や紫外線から皮膚を守るための存在である。

皮脂を餌としている常在菌は脂肪酸を分泌することにより
頭皮は弱酸性を保ち外敵の侵入を抑えたりしてくれてるわけです。

そのことは広く知れ渡っているためあなたもご存知かと思います。

今回はもう一歩踏み込んだ皮脂のお話になります。

皮脂が酸化するということはご存知でしょうか?

酸化とはその物質と酸素が結びつく化学反応の事で
例えばサビは鉄と酸素が反応することで起こる現象です。

それと同じようなことが頭皮でも起きているのです。

皮脂は常に空気と触れていますから
大体表面に出てきてから5~6時間で酸化が進むといわれてます。

酸化した皮脂は連鎖的に周りを巻き込んでいくので
時間が経つにつれてどんどん酸化が進んでいくのです。

皮脂が酸化すると過酸化脂質という物質に変化し
頭皮への刺激性が強くなります。

毛穴が酸化物質でつまってしまうと細菌がどんどん増殖し
炎症を引き起こして抜け毛を増やす恐れがあります。

そして日常的に皮脂分泌が多い方は
層を形成している可能性があります。

それを放置していると毛穴にたっぷり詰まるようになり
下手をするとバクテリアなどの悪玉菌の影響で
毛根が死に再生不可能になることもあるのです。

そこまでいくことはほとんどないですが皮脂を甘く見てはいけないのです。

自分は毎日洗ってるから大丈夫だよ、と思ってる方が多いと思いますが
それが頭皮ケアをちゃんと意識されたものならいいです。

問題は市販シャンプーを使っている方です。

市販シャンプーは安価で質の悪い洗浄剤、
いわゆる石油で出来た合成界面活性剤を使用しており
層になった皮脂をしっかり洗い流すことができません。

しかもタンパク質変性作用もあり、
かえって頭皮を傷つけ育毛と逆行することになるのです。

シャンプーは酸化した皮脂を頭皮に残さないよう軽く洗い流すために存在するものであり髪の成長を直接促すものではありません

シャンプーの本来の目的とは
酸化した皮脂を頭皮に溜めないようにするためなのです。

シャンプーによって価格に差があるのは洗浄剤の種類も関係してます。

優れた洗浄剤は頭皮に負担をかけないのはもちろん
層になった皮脂も毛穴に詰まった汚れも取り除けて
さらに全体的に皮脂を適度に残せるものです。

例えばラウラミドDEAがそれにあたります。

本当のスカルプ(頭皮)ケアとは毛穴に詰まってる汚れもしっかり取り除き、
なおかつ適度な皮脂は残しつつ殺菌・抗菌も同時に行い潤いを残すものをいいます。

それを実現するためには洗浄剤だけでなく
他の成分もいろいろこだわらないといけないので
手間や費用が多くかかり値段に反映されるというわけです。

話が少しそれましたが、酸化した皮脂を頭皮に残すことは良くないので
質のいいシャンプーで少なくとも2日に1回程度は洗ったほうがいいと思います。

ただ個々人によって皮脂の分泌量は異なるので
あなたがちょうどいいとおもう頻度で洗髪しましょう。

年齢によっても皮脂の分泌量は変わるので
その点はシャンプー頻度の記事でお伝えしています。

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