オムニグラフトの特徴 機械による植毛の大きなデメリット

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オムニグラフトは植毛機の一種で
一部のクリニックで導入されています。

手術時間の短縮などのメリットがありますが
果たしてそれは患者に取っていいことなのか。

トレンドみたいにもてはやされている
植毛機について今回は深掘りしたいと思います。

・オムニグラフトの特徴

植毛クリニックによっては
機械を導入しているところがあります。

今回取り上げるのはオムニグラフトというもの。

それはフランス製の植毛機で
カルビトロンという機械の後継品。

植毛機といっても植え付けまで
行えるわけではなくドナーの採取から
株分けを自動で行うための機械です。

ドナー採取の方法は主に2種類。

マルチブレードナイフというメスで
ドナー部を切り取ったあとに
ヘアトームというもので株分けをするという
古い方式のFUTでやるのがひとつ。

もうひとつは電動式のパンチで
株を1つずつくり抜くダイレクト法と言われる
FUEのような方式です。

移植穴(ホール)はパンチブレードで
丸く開けたあと空気やピストンを用いて
ドナーを植え付けるというのが
一連の流れとなっているようです。

オムニグラフトを使うメリットは
ドナーの採取や株分け作業が
自動化できるので手術時間が短縮できたり、

医師やスタッフの負担が
軽減されるといったことが挙げられます。

ちなみにアルタスは
ドナーをくり抜くためだけの機械なので
FUE方式専用植毛機とも表現できます。

植え付けが手作業なのは共通しています。

・オムニグラフトの大きな欠点

重要なのはオムニグラフトによる植毛は
果たしてどれだけ有用なのかを考えること。

深掘りするとかなり問題があることが
わかってきます。

まず頭皮にメスを入れる方式では
ドナーの損傷がかなり大きいのが問題です。

マルチブレードナイフとはその名の通り
刃が複数ある特殊なメスのことで
一気にズバッと切ってしまうので
ドナーを痛める危険性が高い方法です。

そしてヘアトームによる株分けも
顕微鏡を使った丁寧な株分けよりも
雑な仕上がりとなります。

ナイフによる切断率も合わせると
30%にもなることもあるといいます。

例えば1000株取ったとしたら
300株も使い物にならなくなる恐れがあり
髪の本数にすると600本以上になります。

直接ドナーをくり抜くダイレクト法でも
もともと難しい方式のため、
手作業でやるより毛根切断率は高くなります。

一般的にFUEによるドナーの損傷率は
SAFE法という最新手法を用いても
5%以上になるといいます。

機械だとそれより多くなることは
すでに世界中で知られていることです。

さらに、移植ホールは円筒状にすることから
線状であるスリットよりも密度が下がる上に
既存毛へのダメージも増えてしまいます。
(つまりショックロスのリスクが上がる)

・機械で植毛する意味とは?

このようにオムニグラフトによる植毛は
数々の問題があることがわかります。

世界的にはFUTが主流となっており、
機械による植毛は下火になっているのですが
日本ではなぜか流行っている状況です。

ちなみに機械を導入することで
手作業の手間が省けることから
費用は安く済んでもおかしくないのですが
なぜかそうはなっていません。

その辺もオムニグラフトやアルタスの
不思議なところでもあります。

以上を参考に機械=最先端という
先入観にとらわれず、何が最適な方法かを
考えてみてほしいと思います。

最後にオムニグラフトの
特徴をまとめておきます。

・ドナーの採取と株分け作業を自動化した
フランス製の植毛機械

・毛根訴訟率は手作業よりも高くなる

・必然的に定着率も低下したり
生えても細い毛の割合が増える

・移植ホールは円筒状のため
密度が低い上に定着率も低くなる

・費用が割安になっていない

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