エビネ欄エキスの育毛メカニズム|血行促進や炎症抑制効果がある

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ランの一種にエビネ欄という植物があります。

それは日本全国に自生している花で
中国では薬草のひとつに数えられています。
(名前の由来は根っこが海老に似てることからで
漢字では「海老根」と書く)

血の巡りを良くする効能があるので
痔の治療や解毒するときに用いられるそうです。

そして育毛効果もあることがわかっています。

毛が60日間生えてこない特殊なマウスに
エビネエキスを塗る実験を試みたところ
4週間ほどで毛が生えてきたそうです。

ちなみにエビネエキスには3種類の成分が含まれています。

その3つはそれぞれ、

カラントサイド:血行を促進する
グルコインディカン:炎症を抑制する
トリプタントリン:フケ・痒(かゆ)みを抑える

という効能があります。

おそらく血行促進作用が育毛に貢献したのかもしれません。

ただちょっと気になる点が
未だに詳しいメカニズムがわかってないこと。

炎症やフケを抑え頭皮の血行をよくするだけで
髪がどんどん生えてきたら苦労しません。

もしそれで生えるのなら頭皮マッサージや運動をしつつ
頭皮に優しいシャンプーなどを使うだけでいいはずだからです。

まだエビネには知られていない未知のメカニズムが
隠れているのかもしれません。
早く研究が進んで誰かが発表してくれればいいのですが…

ということでエビネ欄エキスは
頭皮環境の悪さが原因の脱毛か血行が悪い男性、
そして女性用といえるかもしれません。

(いまのところですが)エビネエキスに
男性ホルモンを抑制する効果がないと考えられることから
AGA対策としては不向きかなと思えるからです。
(脱毛症の中でAGAに悩む人がダントツに多い)

よって男性はプロペシアやミノキシジルを使っても
満足いく結果が出てない時に併用するといいかもしれません。

もしくは薄毛がまだあまり進行してない段階か、
興味があって試してみたいという場合ですね。

参考:血行不良タイプの特徴