健康食品としてゆるぎない?地位を確立しているヨーグルト。
食料を売る店ではまず間違いなく用意されており、
毎日食べる人はとても多いと思います。
ヨーグルトは牛乳に乳酸菌などの善玉菌を繁殖させた食べ物で、
発酵食品の一種ということで常に注目の的となっています。
発酵とはいわゆる善玉菌が食べ物の栄養を元に繁殖することで
逆に悪玉菌が繁殖することを腐敗といいます。
発酵食品は納豆や味噌、漬物などが代表例で
いずれも日本で伝統的に食べられてきたものになります。
ヨーグルトは伝統食とは言えませんが、
発酵食品の一種ということで牛乳と比べると良いものです。
牛乳に含まれる様々な栄養素に加え、
乳酸菌などの善玉菌が多く存在していることから
腸の健康的にも良いと度々言われています。
腸に到達する前に胃でほとんど死んでしまうという指摘もありますが、
カスピ海ヨーグルトなどの粘り気のある種類の場合は到達しやすいとか
大手企業の研究努力によって腸にしっかり届く技術が盛り込まれたりと
常に攻防が繰り広げられてる感じです。
また、発酵によりカルシウムが増えたり、
ラクトフェリンや血清アルブミンなどのタンパク質も増えたりと、
牛乳よりもメリットが多く増えてそうです。
乳糖も分解されることから下痢の心配もあまりないと考えられます。
育毛的にもヨーグルトはいいものだと言われています。
発酵食品はポリアミンや乳酸、クエン酸など、
腸内の知覚神経を刺激することでIGF-1を増やすという理論です。
IGF-1は全身の細胞に存在するタンパク質の一種で、
髪の毛の成長にも関与しているとみられる物質です。
大豆と唐辛子の組み合わせで増えることで有名になった物質で、
今後もヨーグルトは育毛的に注目され続けると思われます。
・ただヨーグルトの常食・過食はあまりおすすめできません
ここまでメリット部分をお伝えしてきましたが、
これからはデメリット部分に触れていこうと思います。
(ほとんどの情報源はメリット部分で幕を下ろしてしまっています)
まずヨーグルトは乳製品(動物性食品)ということを忘れてはいけません。
ヨーグルトの原料は牛乳なので立派な乳製品であることから
カゼインを含む食品のひとつとなります。
チーズの記事でもお伝えしましたが、
カゼインは動物性蛋白質の代表格であり人間はちゃんと分解できず、
他の栄養の吸収を阻害したり重病のアシスト役になったりします。
脂質も多いので食べ過ぎはコレステロールのバランスを崩し、
胃腸が弱い・調子の悪い方は胃もたれや胃痛の原因となったり、
腸内環境を悪くする要因もはらんでいます。
また、牛乳自体も高温殺菌などで質が低下してるものが大半なので、
もともとの原料からあれな部分もあります。
ということでヨーグルトもまた食べ過ぎにはより一層注意し、
適度に味わう嗜好品と位置づければいいと思います。
ヨーグルトを食べないと健康維持ができなかったり、
育毛が成功しないというわけでは全くありませんので
あまり追求しすぎないようにしましょう。
もしヨーグルトを食べ続けたいのであれば質と量に気をつけましょう。
例えば甘いものなど添加物が多いものは
体にとってマイナスにしか働かないものも摂ることになり、
結局味を楽しむだけとなってしまいます。
甘いのは大抵精製された砂糖が使われており、
血糖値を無駄に上昇させAGEsといった老化物質を増やしたり、
依存性を高めて負のスパイラルに巻き込まれる危険性があります。
よってできれば安全性を重視したプレーンタイプ、
もしくは自作の良質なものを食べてほしいと思います。
ヨーグルトは作り方がとてもシンプルなので
器械を買えばとても簡単に作ることができます。
<他の乳製品と育毛を絡めた考察記事>
⇒ヨーグルト(この記事)