ビタミンＢ１(チアミン)の主な役割に
エネルギーを作り出すことがあります。
炭水化物や脂肪はエネルギーになると
よくいわれますがそれはビタミンＢ１が
代謝してくれるおかげなのです。
エネルギーが増えることは
運動機能の向上につながったり
脳や神経、心臓の活動にも関係してきます。
脳や中枢神経が活動するにはブドウ糖が必要ですが
それをエネルギーに変えるのもビタミンＢ１が必要です。
よって学習能力にも関係します。
他にも乗り物酔いを防いだり
神経細胞やＤＮＡの形成にも役立っています。
また、ストレスを緩和して
精神状態の改善効果もあるので
現代人にはいろんな意味で重要なミネラルです。
では肝心の髪とはどういう関係にあるのか。
効能を見る限りでは
育毛に直接関係するものはありませんが
間接的に関係していると感じます。
髪は毛乳頭などの周辺組織だけで
成り立っているわけではないからです。
欠乏については後に触れますが、
ビタミンＢ１が不足すると
疲れやすくなったり免疫力が下がったりします。
それはすなわち体機能が低下することを意味し
内臓にも悪影響があると考えられます。
内臓が弱まると綺麗な血液が流れなくなり
栄養分もそこにばかり集中するようになります。
脳や神経にも関わる物質なので
育毛に対する意識にも関係していると思います。
ストレスも血行不良など
様々な悪影響を及ぼすものです。
育毛とは体の健康の維持・向上することでもある、
ということを改めて実感してほしいところですね。
次はビタミンＢ１の欠乏についてです
