ビタミンB1の欠乏と摂取量について|極度の不足は命の危険も

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主にエネルギー代謝に必要なビタミンB1ですが
不足すると様々な症状が現れます。

初期症状としては疲労しやすくなったり
体重が減り体力も少なくなってきます。

他にも集中力がなくなる、
食欲や睡眠に障害がでることもあります。

更にひどくなると脚気(かっけ)が起きたり
脳、神経、心臓にも悪影響が出てきます。

脚気は膝のやわらかい部分を叩いても
反射的に動かなくなる、という症状が有名ですが
つま先を針で刺されたような感覚や
足が焼けるような感覚にも襲われます。

脳の異常は記憶喪失を起こすコルサコフ症候群、
精神錯乱、歩行困難、眼の麻痺などを起こす
ウェルニッケ脳症にかかる恐れがある。

心臓の異常は心拍数が増えたり
血管が拡張して皮膚が湿った感じになる。
(これも脚気の一種で湿性脚気と呼ばれる)

ひどくなると心不全を起こし死に至ることもあります。

そして免疫力も下がるので
風邪を引きやすくなったり治りにくくもなります。

ビタミンB1は水溶性なので
体内に蓄積しにくいことから毎日摂取する必要があります。

でも1日の推奨量は男性で1.4mgほど、
女性でも1mgほどなのでそれほど苦労することはないでしょう。
(年齢や妊娠などで多少前後しますが値はほぼ一緒です)

しかし、近年は飽食の時代にも関わらず
不足予備軍の人が多くなってきてるといわれます。

主原因はおそらく食生活の変化だと思います。

例えば米は精白米が主流になってますが
それはビタミンをほとんど取り除いてしまっています。

甘いものやインスタント食品をよく食べるなど
食生活が乱れてる人の増加も関係しているといわれます。

また、ストレスやアルコール、
たばこもビタミンB1不足を助長します。
(無理なダイエットをする人も危険ですね)

特にアルコール依存症になる人は
脳の障害を起こす可能性が高いようなので
飲みすぎにはくれぐれも注意してほしいところ。

やはり欠乏の視点からでも
ビタミンB1と髪は関係してるように見えますね。

不足しないように気をつけることは
育毛対策と酷似しているからです。

要はバランスという話に辿りつくわけですね。

復習:ビタミンB1が多い食品

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