AGA対策で最も基本的なものの一つが育毛剤です。
数十年前からずっと一般社会に浸透しており
現在もなんかしらの製品をお使いの方はとても多いです。
そしてこれから使い始めたい方もたくさんおられます。
そのとき必ずといっていいほど起こることが
何がいいの?と迷ってしまうことだと思います。
ご存知のとおり育毛剤は星の数ほどあると
言われているくらい実に多くの種類が存在します。
CMやネット広告でもいろいろ見かけるので
パッと見はどれも良さそうに見えてしまい余計に迷ってしまうと思います。
今回は育毛剤の選び方についてお伝えしようと思います。
種類はたくさんあるのですが選ぶポイントは3つしかありません。
・ポイント1 育毛成分の質(効能)が高い
この点を抜かして育毛剤を世に出すことはできません。
育毛に効果があるとされる成分はいろいろありますが
それらの効能が乏しかったら当然回復は遅れます。
むしろ中途半端な素材は効き目がないと思って丁度いいです。
どんなに効果が高いと言われる成分を使用したとしても
満足いくレベルまで髪が生えそろうには年単位とかかります。
生え際の改善は難しいので特に時間がかかります。
最適といわれるフィナステリドやミノキシジルなどを
駆使してもそれですから素材の質はとても重要です。
心臓や肝臓が弱くなければ医薬品を基本にし
抵抗があるならエルゴチオネインを配合したものがいいですね。
※エルゴチオネインは非常に希少な成分なため
高価なのが欠点ですがそれくらい気合を入れないと
髪は元気にならないと思っていいと思います。
・ポイント2 浸透性が優れているか
成分によっては分子量が小さくて浸透しやすいものがありますが
皮膚は外敵の侵入を守るシールドであるため基本的に浸透しにくいです。
少なくともナノレベル以上の技術がないと
十分に成分が毛乳頭まで浸み込めず蒸発してしまいます。
そもそも育毛とは毛乳頭細胞や毛母細胞などを活性化させ
ヘアサイクルを整える対策のことを指すので
根っこまで成分が浸透しなかったら全く意味がないわけです。
ちなみにミノキシジルは浸透性が悪いことで知られており
多くても20%ほどしか浸透しないといわれています。
よってミノキシジル系育毛剤は海外製の方がベターです。
・ポイント3 安全性が高いか
育毛成分が良質でも安全性が高くないと意味がありません。
意味がないというとちょっと語弊がありますが
肌が荒れる可能性が高いものが含まれていると
抜け毛を増やしかねません。
また、余計な成分が頭皮に浸み込むことで
細胞を痛める可能性も出てくるので無視できない要素です。
でも安全性まで徹底的にこだわった製品は
現状数えるくらいしかないのが現状です。
これも効果なしと言われる一つの原因かもしれません。
以上、3つのポイントを参考にじっくり考えてから選んでみてください。
ちゃんと調べていくと良質といわれるものは
ほんの一握りというのがわかってきます。
現在なんらかの商品をお使いの方で
なんだか効果がいまいちと思っていたら参考にしてみてはいかがでしょうか。
・補足
あと育毛剤選びの補足として、
値段を基準にしないようにすることも大事です。
良さそうなものはちょっと高いから
つい敬遠したくなるかもしれませんが、
安いものは基本的に大した育毛成分が入っておらず
大量生産できる質の悪い防腐剤や界面活性剤などが
配合されてる可能性があり逆効果になりかねません。
もちろん優れた浸透技術もない可能性大です。
あと育毛剤にばかり頼っていると回復は当然遅れます。
良質なシャンプーを使って頭皮環境をよくする事、
日々の食事に気をつけておくと回復度合いは変わってきますので
依存しないように心掛けるのもすごく大事です。