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オゾンと育毛の関係について 性質を調べると疑問点が多い

今回はオゾンと育毛の関係について迫っていきます。

オゾンは一般的に危険な気体として知られますが
濃度を調節することで水などの殺菌に応用できるとして
幅広く活用されてもいます。

一部の育毛サロンでもオゾンを頭皮にあてる施術が
実施されているようですが、
果たしてどの程度期待できるのでしょうか。

まだわからない部分が多いため結論は出しにくいですが
個人的にはあくまで頭皮ケアに留まるのではないか、
という印象が強いです。



・オゾンの基礎知識



まずはオゾンの基礎的な部分を見ていきましょう。

オゾンとは酸素原子が3つくっついた物質で
化学式はO3となります。

酸素は原子が2つなのでO2ですよね。
その3つバージョンというものです。

一見安全そうに思えるものですが
常に酸素に戻ろうとする性質があるそうで
非常に不安定な物質です。

酸素に戻るということは酸素原子を1個放出するということ、
つまり酸化力が非常に強い特徴があります。

鉄が酸素と結びつくと酸化鉄となってもろくなるように
人間の体(細胞)も酸化することで機能が低下し、
様々な病気のきっかけとなりえます。

もしオゾンが高濃度の場所にいくと
肺炎を起こしたり喘息が悪化したり
頭痛、疲労感、鼻や目などへの刺激感などを起こし
最悪の場合は死に至ります。

ただ、低濃度であれば殺菌剤や消臭剤として使えるので
要は使い用というわけですね。

最近は空気清浄機やドライヤーなどの家電にも
応用されているくらいですので
適切に使えば役に立つものともいえます。



・オゾンと育毛の注目?の関係



では肝心の育毛との関連ですね。

これは理屈の上ではかなり興味深い性質があります。

まずはIGF-1との関係です。

オゾンは知覚神経を刺激する働きがあることから
IGF-1という成長因子の一種を生み出すと言われています。

インスリン様成長因子とも言いますが
大豆と唐辛子で増えるという情報が拡散してるので
けっこう有名な物質名だと思います。

どの程度効果的かは未だに未知数ですが
一般的には意味があると認知されています。

一応全ての細胞に存在し活動に必要不可欠ともいわれるので
一定の意味はあるかもしれません。


次に5αリダクターゼとの関係です。

こちらの性質のほうが重要だと思います。

AGAの原因である男性ホルモンのDHTは
5αリダクターゼという酵素が
作り出していることはよく知られています。

フィナステリドやデュタステリドは
その酵素の働きを抑制することで
薄毛を防いでいるというメカニズムですが
それと近いことができるといいます。

オゾンは酸化力が非常に強いことから
酵素の働きも弱めることもできると言われています。

理屈上はオゾンを照射していれば
脱毛因子を減らしつつ育毛因子を増やせるという
とても画期的な物質ということになります。



・疑問点が数多いオゾンと育毛の関係



このように理屈上はかなり期待できそうなオゾンですが
よくよく考えると疑問点がいろいろ浮かんできます。

IGF-1を増やすといってもどのくらい増やすのかとか
そもそもどのくらい育毛に良いのかも
あまりわかっていないことも引っかかります。

一般的には細胞の増殖を促すなどとよく言われますが
それ以上の話はあまり聞いたことがありません。


そして5αリダクターゼについてですが
これに関してもかなり気になりますね。

5αリダクターゼはI型が皮脂腺、
II型が毛乳頭細胞に存在していますが
オゾンを作用させるためには
そこまで浸透させないといけないはずです。

でも化粧品で問題視されているように
皮膚はもともとバリアと解毒を担う器官であり
何かを補給する組織ではありません。

何かを浸透させるためには
界面活性剤で肌のバリア機能を壊す必要がありますが
それは頭皮環境を壊すことに繋がります。

一見、サロンでも一般家庭用の機械でも
少し離れたところから照射するものですので
界面活性剤とかなしにやってることになります。

その点は頭皮環境的にはいいと思いますが
果たしてバリア機能を壊さずに
しっかり酵素に作用させることができるのか。

肌は外部刺激から守る大切な役目があるので
そう簡単に異物は侵入できないはずです。

気体レベルだとしても途中の皮脂と反応して
奥まで届かないような気がします。


そう考えるとオゾンを照射する理由というのは
単なる頭皮へのアプローチに思えてくるわけです。

そしてそれもほとんど無意味な気もします。

オゾンは殺菌力が強いことから
増えすぎた常在菌には対処できるかもしれませんが
炎症はよほどひどくない限り薄毛には繋がりません。

殺菌という発想自体にも問題があります。

常在菌は健康維持のために重要なパートナーですし
増えたとしてもその原因が何かと考えるべきですが
皮脂や菌を悪者にするような考えが
まだまだ根底にあるような気がします。

実際育毛サロンでは未だに皮脂が毛穴に詰まると
薄毛になるようなことを言ってるようですので…


他にも育毛剤の浸透を助けるという理屈もあるようですが
それもほとんど意味がないと思います。

育毛剤の大半はコストを削って作られてるものなので
よくても気休め程度のものです。

そのような代物をいくら浸透させても…です。

そもそも浸透性を高めることにより、
余計な添加物も一緒に体に入ってきたり
バリア機能のことも心配になってきます。



このような感じで、
オゾンと育毛の関係は非常に薄いと感じてしまうのです。

サロンの施術も家庭用の機械も高額ですので
よく考えてから実行に移してほしいと思います。

ちなみにオゾンは臭いがすることでも有名ですね。

正確にはオゾンそのものの臭いではなく
皮脂の分解で生じるアルデヒドやカルボン酸の
臭いである可能性がありますがいずれにしろ、
その点について問題はないのかも気になるところです。

変な臭いがしたら男女問わず嫌われますからね…

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