女性の脱毛症の原因は分娩後やFAGA以外にも色々ある

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女性の脱毛症はストレスや更年期などで
女性ホルモンが減少することでおきる
FAGA(女性男性型脱毛症)や出産後によるものが
よく知られています。

しかしそれ以外にも脱毛原因はいろいろあります。

まずFAGAの次に多いといわれる慢性休止期脱毛症です。

髪の毛は成長が完全に止まり次の新しい毛が伸びることで
いつ抜けてもおかしくない休止期という時期がありますが
それはふつう髪全体で10%ほどあるといわれています。

しかし慢性休止期脱毛症となるとその割がグンと高まり
抜け毛の数もかなり増えてしまいます。
一般に割合は20%ほどまで高まります。

FAGAは頭頂部の髪が細くなって抜けますが
慢性休止期脱毛症は長く太い髪が抜け、
全体的に抜ける瀰漫性脱毛になる特徴があります。

そしてなぜ休止期の割合が増えるのか、
なぜ女性特有の症状なのか詳しいことはわかっていません。

女性は男性よりホルモンバランスが崩れやすいなど
体の構造的な違いがそうさせてるのかもしれません。

しかし症状がずっと重くのしかかることはなく、
全ての頭髪を失うことはないのが救いです。

次に良くあるのが栄養不足による脱毛です。

それは男性にも起こりうることですが
一般的に女性は過度なダイエットをする傾向があるので
男性より多い事例となっているのです。

髪の毛は生命維持にそれほど重要じゃないので
栄養が回ってくるのは一番最後になっています。

よってダイエットをするともろに影響を受けてしまうのです。

ちなみに鉄も不足すると脱毛に繋がります。
血液の色素成分ヘモグロビンの材料である鉄が不足すると
細胞に酸素や栄養、エネルギーが十分に
届けられなくなってしまいます。

女性は月経により鉄が排出される量が多いので
男性より欠乏する場合が多いのです。

そして鉄欠乏は若い女性に多いそうですが
それはダイエットと重なっているからかもしれません。

また、瘢痕性脱毛症の記事でも紹介した
膠原病(※)の一種である全身性エリテマトーデス(SLE)は
若い女性の発症率が圧倒的に高く、
患えば7割以上の確率で脱毛も起こります。

※こうげんびょう:全身の関節・血管・内臓が
 障害を起こす疾患の総称

悩ましい脱毛原因もありましたが
とりあえず栄養不足にならないような
生活を心がけてほしいと思います。