リアップとは?日本で唯一のミノキシジル配合発毛剤

シェアする

スポンサーリンク

日本で最も有名な薄毛対策用の
外用塗布剤といえばリアップだと思います。

1999年から大正製薬が販売を開始し
瞬く間に広がっていきました。

育毛剤と言われるものはたくさんありますが
発毛剤と呼べるものはリアップだけということで
唯一無二というアドバンテージがある意味最大の特徴です。

注目している人も多いと思うので
リアップについていろいろ調べた上で
個人的な見解も述べていきたいと思います。

今回は外用的な内容をお伝えしていきます。

1・リアップとは?

大正製薬が製造・販売している
壮年性脱毛症向けに売り出している
頭皮用の液状外用剤のことです。

壮年とは血気盛んで働き盛りの年頃という意味で
一般的には25~44歳を壮年期とされています。

壮年性脱毛症は俗称のようなもので
その時期に発症するAGAのことと解釈されます。

有効成分はかの有名なミノキシジルで
日本国内の脱毛症向けの塗布剤では
唯一配合されているというのが大きな特徴。

そのため日本製品で発毛剤と呼べるのはリアップだけです。

1999年6月に発売が開始されて以来、
ミノキシジル濃度が高いものや
シャンプーやコンディショナーなどの
関連商品も発売されたりして発展し続けています。

男性用がメインですが女性用も存在します。

2・リアップにはどんな種類があるか

最もメジャーだと言えるのが
リアップX5(エックスファイブ)です。

ミノキシジルが5%配合された
最も高濃度なタイプで一番の注目株です。

2015年10月にはX5プラスといって
有効成分が付け足されたものに
バージョンアップしています。

その他は通常タイプの「リアップ」や
ジェット噴射式の「リアップジェット」、

有効成分を追加した「リアッププラス」、
女性用の「リアップリジェンヌ」があります。

※いずれもミノキシジル濃度は1%

関連品としてプレリアップシリーズという
クレンジング、シャンプー、コンディショナー、
ミノキシジルを含まない育毛剤タイプの
マッサージトニックEXやフレッシュリアップがあります。

3・効果はどの程度期待できるか

臨床試験データにおいては
それなりに良い結果が出たようです。

12週後あたりから徐々に効果を実感する人が増え始め
最終の52週(約1年)使い続けた結果
9割の人が発毛を実感したと言います。

医師による評価では20周目あたりから増え始め
最終の52週では7割以上が顕著に効果を
実感したとあります。

最も改善した例は毛髪の密度が薄毛していない部分と
ほとんど変わらないということで、
割合的には1割ほどと少ないがかなりの結果である。

被験者は50人ほどと少ないのが気になりますが
参考にならなくはないといった感じでしょうか。

データはX5のものだそうです。

4・副作用はある?

ミノキシジルが配合されているので
いろいろ副作用が出ることがあります。

頭皮の湿疹やかゆみ、熱感から
頭痛やめまい、胸の痛みや動悸、
体重増加や手足のむくみなどが挙げられます。

5・使用する前に気をつけることは?

以前にミノキシジル系塗布剤を使用して
肌に合っていなかった場合から
皮膚に炎症があったり、高血圧、
心臓や腎臓に持病がある場合は
使わないほうが無難です。

以前に使っていた経験があっても
効果が見込めない場合もあまりおすすめできない。

年齢的には20~65歳くらいが妥当です。

6・効果はいつごろから実感できるか

これは他のあらゆる製品と同様に一概には言えませんが
臨床データを参考にすると4ヶ月から半年くらいで
何らかの効果が実感できるかもしれません。

効果とは違いますが実感しやすいのは初期脱毛です。

髪の成長が促されることで
古い髪がすぐに抜け落ちるからと言われています。

初期脱毛は1ヶ月以内に起こるかもしれません。

7・効果はどのように確かめればよいか

抜け毛の減少や髪の本数自体が増えたり
うまくいけば太い髪が増えて密度が増加してきます。

同じ箇所を観察し続ければわかりやすいと思われます。

8・使うのをやめたらどうなる?

一般的には使用を止めると再び進行するので
使い続けるべきとよくアナウンスされています。

止めた途端抜け落ちるわけではないですが
その他になんの対策もしてないのであれば
容赦なく進行していくのは確かです。

男性ホルモンは絶えず分泌されてますし
その他の健康上の悪影響も関係してきます。

飲み薬との兼ね合いもあるため何とも言えませんが
一般的には発毛剤と併用しないと
維持程度しかできないと言われています。

9・用法と容量

1回あたり1mlで1日2回塗布します。

リアップv5プラスなどの60mlタイプだと
1本で1ヶ月分の量になります。

容器は正確な分量を出せる仕組みになっているので
日によって使用量が変わる可能性が低い
親切な設計になっています。

10・使う量を増やすと効果は高まる?

その可能性は薄いので使い過ぎには注意しましょう。

当然のことながら使いすぎるとコスパが悪くなります。

11・頭皮以外に使用はできる?

もともと肌につけるものですから
頭皮以外でも理論上は使用できるはずです。

でも頭皮以外は男性ホルモンがプラスに働くものなので
わざわざ薬を追加する意味はあまりありません。

塗り薬より強力な飲み薬(ミノタブ)でも
劇的に毛深くなるわけではないので
基本的には頭部以外はおすすめできないですね。

12・フィナステリド錠(プロペシアなど)と併用すべきか

フィナステリドとミノキシジルは
黄金の組み合わせみたいなものなので
できれば併用したほうがいいですね。

フィナステリドは薄毛の進行を遅らせるもの、
ミノキシジルは育毛を促進するものなので
どちらか一方ではパワーが弱いとされています。

13・他の育毛剤と併用はできる?

アレルギーなどの問題が生じないのであれば
使う事自体は可能ですがあまりおすすめはできません。

どちかが効果的かわからなくなりますし、
余計にコストがかかってしまいます。

育毛剤に含まれる界面活性剤の影響で
いろいろな成分がより多く浸透する恐れもあり、
その逆も起こるかもしれません。

成分は多ければ良いわけではないので気をつけましょう。

14・整髪料やパーマとの併用は?

頻繁でなければいいと思いますが
あまり頭皮につけないようにするのは鉄則です。

どちらも化学成分をたくさん使うものなので
髪だけでなく頭皮、体の健康的にも
あまり良いものではありません。

15・臭いが気になる場合はどうするか

その場合は塗布したあとに洗髪するべきですが
頭皮が乾いてから行ったほうがいいですね。

その頃には薬剤はある程度浸透してると思われます。

16・女性への効果について

女性版もあるようにミノキシジルは女性にも適用できます。

女性の場合は女性ホルモンが主体ということで
配合量が1%と低いですが
男性よりも効果を実感しやすいかもしれません。

被験者123人での臨床試験では
半年後に1平方センチメートルあたり
15本ほどの増加が確認できたそうです。

それはリアップレディのデータですが
リニューアルしたリアップリジェンヌも
それと同等の効果があるとわかっているそうです。

17・男性用と女性用の違いは?

成分的にはヒアルロン酸の有無だけです。

ヒアルロン酸は保湿成分として有名ですが
女性の方が男性より皮脂の分泌量が少ないことや
美容と関連するとあって配合されてるのだと思います。

他の成分は全くと言っていいほど同等なので
女性が男性用を使用しても問題はないと思われます。

x5に関しては男性専用と謳われてます。

18・海外製品とリアップはどっちが良い?

海外製品は値段が割りと安い割に
ラインアップが充実しているメリットがあります。

ただ効果に関しては未知数です。
ミノキシジルの量が多いから何倍いいとは限らないですし
個人輸入のリスクも視野に入れないといけません。

例えば偽物や不達などですね。

ちなみに有名商品でロゲインがありますが
それはミノキシジル濃度は5%と同等ですが
基剤がプロピレングリコールなので
リアップよりも刺激が強めです。

成分も考慮して決める必要もあります。

19・痒みがある場合は使用を中止すべきか

その場合はまるっきり使うのを止めるのではなく
一旦使用を中止して様子を見るようにしましょう。

痒くなるということは普段の頭皮ケアが
間違っていて敏感肌のようになっている可能性があります。

シャンプーを変えたりお湯だけで洗ったり
洗う頻度を見直したりですね。

単純に肌に合っていない場合も考えられますが
アレルギーだとしても元を辿れば
食生活に問題があるものなので
それも並行していきましょう。

20・ほとんど髪がないほど重症でも効果はある?

ハミルトンノーウッド分類でいう
クラス6とか7ほど重症な場合は厳しいと思われます。

やるとしたらフィナステリドやデュタステリドを併用し
なおかつ生活習慣も本気で改善させないと
回復はまず無理だと思ってください。

決してリアップだけでどうこうできると思ってはいけません。
それは重症じゃなくても同じですね。

21・なぜ日本製の発毛剤はリアップだけ?

大正製薬がアメリカのファイザー製薬から
販売権利を買い取ったからで、
他のメーカーは作りたくても作れません。

おそらく体力のある巨大製薬会社だからこそ
できた芸当なのでしょう。

ざっと基本的なことはお伝えしましたが
細かい部分の考察は各個別ページに書いています。

リアップに関する記事はすぐ下に一覧を載せているので
よかったら参考にしてみてください(^^)

スポンサーリンク

シェアする