自毛植毛における仕上がり密度がどのくらい期待できるか

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植毛密度

・100%は難しいですが…

自毛植毛の大きな魅力は
男性ホルモンに左右されずに
自分の髪を維持できること。

それに加え薄いと言えないレベルまで
密度を増やせることも挙げられます。

今回は密度について触れていきたいと思います。

この辺のお話もすごく重要な部分です。

前回は定着率についての話をしましたが
それと関連する部分もあります。

100%は現状無理だと考えられますが
受けた人が満足するレベルの密度は
達成できる可能性は十分あります。

もちろん気にかける部分もあるので
しっかり学んでおきましょう!

・ほとんどの人が満足できるとされる密度

植毛において密度は仕上がり具合と表現できる
ある意味最も重要な部分の一つです。

たとえ手術自体に問題がなかったとしても
密度に満足できなければ意味がありません。

薄毛(ハゲ)の解消というのは
それが全く悩まない状態になることであり、
誰が見ても薄くないという状態になることです。

ということで術後はどのくらいの密度になるのか
気になる方はとても多いと思います。

まず大前提として、元々の頭髪密度を
達成するのは難しいと考えて下さい。

でも、気にならないレベルまで
改善させることは十分可能なので
技術的な面は問題はありません。

日本人は白人より密度が低いことがわかっていて
1平方センチメートルあたり平均して
160本の毛が生えているそうです。
(ちなみに白人は200本)

毛穴から生えている髪の本数は
平均2本なので単純計算では
1センチ四方に80株あります。

1ミリ四方に毛穴が1つあるくらいですね。

毛穴というのは思った以上に
多いことがわかりますよね。

同時にその密度を達成するのは
非常に難しいこともわかります。

しかし、1センチ四方に40株、
髪の本数にして80本移植すると
ほとんどの人は満足するようです。

つまり、本来備わっている密度の
半分を達成すれば満足できる、
という計算になります。

ちなみに1センチ四方30株(約60本)だと
ほとんどの人は薄いと感じるようです。

50%と聞いて多いか少ないか、
人それぞれ感じ方は違うと思います。

実際に受けてみないとわからない部分もあるので
一概には言えないですが、
考え方によっては良いことだといえます。

もし密度8割以上じゃないと
ほとんどの人が満足できないのなら
医師のレベルは更に問われることになり
負担も増大することになると思います。

日本人の皮膚は肌色に加え黒髪なので
白人で金髪の人と比べると
薄毛はかなり目立つ人種といえます。
(色のコントラスト(明暗)が高い)

それでも50%で良いというのは
ある意味では朗報とも言えるのでは?
と個人的には思ったわけですが
あなたはどう思いますか?

最近はメガセッションといって、
一度に多くの移植(2500株以上)や、
デンスパッキング(高密度植毛)も可能になってきて
満足できる確率が上がってるといえます。

もし満足できなかったとしても
再度受けることもできるので
その辺は気に入った医師と相談して
じっくり考えてみましょう。

・密度も仕上がりも医師次第

今回のお話をおさらいすると、
元々の密度にするのは難しいが
50%以上のそれを達成すれば
多くの人は満足する、という感じです。

技術的には問題ない部分なので
そこまで懸念することもないと思います。

むしろ懸念してほしいのは
クリニック(医師)選びです。

定着率も仕上がりも含めて
いかに腕の立つ良心的な医師にかかれるかが
最も重要なポイントであることは変わりません。

そこがあなたの人生の分岐点であるといっても
過言ではないと思います。

極端な事例をいえば、
パンチグラフトという古い方式の手術で
まばらに植え付けられたら最悪です…。

1株ずつくり抜くFUEの前身となる方式で
数ミリの丸い範囲にだけ毛が生えて
その間はスカスカという・・・

いわば田んぼみたいな状態ですが
そうなれば密度どころの話ではなく
修正のための手術も必要になります。

あくまで極端な例ですが
密度を含めた仕上がりは医師次第ですので
その点は常に念頭に置いて下さいね。

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